宇治川のほとり、興聖寺石門から山門に至る200mばかりの参道は「琴坂」の名にふさわしい緩やかな坂道です。
両側に紅葉の古木が繁り、紅葉の季節の美しさは格別です。
京都府宇治市宇治山田にある興聖寺は道元が開基した寺で、江戸時代慶安元年に再興された寺です。
1649年、宇治七名園の一つの朝日茶園であった現在の場所に、当時の淀城主、永井尚政が、廃絶した道元禅師開祖の興聖寺を惜しみ、両親の菩提寺として慶安元年(1648)諸堂を建立。中興開山は万安英種(ばんあんえいしゅ)。
本堂は伏見城の遺材で造られたともいう。前縁は鴬張りの廊下、天井には伏見桃山城落城の際の、血染め縁板を用いた天井が張られている。
参道は、脇を流れる谷川のせせらぎが琴の音に似ていることから琴坂とよばれています。
もみじの名所として知られる琴坂の風景は宇治十二景の一つに数えられ、昔から多くの人に親しまれてきました。
隠れた紅葉のスポットです。
宇治川から宇治十二景の一つに数えられる琴坂を登って行くと、禅寺にふさわしい興聖寺の中国式山門が見えてきます。
11月には、まるでモミジのトンネルのようになるので、撮影スポットとしてもおすすめです。
山門から琴坂の紅葉を振り返る。
駐車場脇も紅葉しています。
琴坂のもみじは京都市内よりもずいぶんと遅れて染まります。
見事に色づく紅葉のトンネルは訪れた人を魅了します。
琴坂の両脇にはたくさんのカエデの紅葉が植えられています。
初夏や夏にはカエデの新緑や青カエデも見事です。
琴坂の紅葉は、イロハモミジと言われ葉が小さいのが特徴。
興聖寺へのアクセス、行き方歩き方
〒611-0021 京都府宇治市宇治山田27-1
0774-22-3141(宇治市 商工観光課)
0774-23-3334(宇治市観光センター
JR宇治駅から徒歩約20分
京阪宇治線宇治駅から徒歩約10分
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