ガラシャゆかりの勝竜寺城

勝竜寺城は細川忠興・ガラシャ夫妻ゆかりの城として有名。
天正6年(1578年)8月、藤孝の嫡男忠興と明智光秀の娘お玉(細川ガラシャ)が勝竜寺城で盛大な結婚式を挙げ、新婚時代を過ごしたとされている。

南側から見た堀と塀、向こうに見えるのは北東隅櫓。

天正6年(1578)光秀の三女玉(たま)(後の細川がラシャ)が16歳で長男の忠興のもとに輿入れ、歴史とロマンを秘めた城として全国的に知られる。

南門、左は管理棟で復元城址との関連はない。

この青石製の雲龍石柱は、長岡京市・寧波市友好都市締結20周年を記念して、寧波市から寄贈されたもの。
末永く続く友好の証として天へと昇る龍が彫られています。

管理棟の内部から外を見る。
管理棟には関連の資料が展示されている。

忠興、玉の像が建つ園内、管理棟を望む。

16歳で嫁いできた玉が丹後宮津にに移るまでの三年間を過ごした短い幸せの時間だった。
玉20歳の天正10年(1682)父光秀が主君信長を倒した「本能寺の変」で、丹後三戸野(みとの)に幽閉される。

2年後、秀吉の計らいで忠興との復縁を許されるが苦難の生活を強いられた彼女は、心の安らぎをキリスト教に求め、洗礼を受けガラシャと呼ばれるようになる。
やがて、関ヶ原の戦いで石田三成の人質になるのを拒み、自害という劇的な最期を遂げる。

本丸の東辺に築かれた土塁上の平坦面で、二列の石垣が見つかった。
この幅4メートルの間に北東の隅櫓と繋がった長屋風の櫓があったと考えられる。

このような構造の建物を「多聞櫓」と呼ばれ、この櫓の中に弓矢や槍、鉄砲、火薬などの武器が納められ、城外の敵を攻撃できるようになっている。

城址は公園として整備され市民の憩いの場となっている。

城にとって最も大切な井戸は、本丸内から4ヶ所発掘された。
そのうち、この井戸を含め三ヶ所が細川藤孝による城の改修時のものと見られる。
井戸は深さ直径0.9メートル、深さ2メートルで、底に太い木を井桁に組み、
その上に石を積み上げた立派なものであった。

勝竜寺城に縁の深い「細川ガラシャ」。
遠い昔、ガラシャ夫人が、勝竜寺城内の井戸の地下水も飲んでいただろうと、名称を「ガラシャおもかげの水」としました。(現地説明板)

土塁の南西端上からの眺め。

発掘の際に出土した石塔、石仏群、築城の際にこれらも石垣などの石材の一部として利用されていた。
この左側が北門跡。
1582年、山崎の戦いで羽柴秀吉に敗れた明智光秀は勝竜寺城に退却。

しかしこの城は秀吉に対抗するには小さすぎた。
明智光秀はここから勝竜寺城を脱出して坂本城へ向かった。
途中、落ち武者狩りの手により命を落とすこととなる。

もし細川藤孝・忠興父子が光秀の協力要請を断らなければ、この戦いは違った結果になったかもしれない・・・
光秀の首塚が京都白川通にある、光秀饅頭も売られているので散策ついでに寄ってみてはいかが。

またこの主郭の西側には「沼田丸」という曲輪があった。
これは細川藤孝の妻の実家であった沼田氏の屋敷があったのではないかと伝えられている。

本丸西側に隣接する沼田丸。

後に徳川家康は光秀とともに信長を討つ黙契があったと、光秀の血を引くおふく(後の春日局)に三代将軍光秀を生ませ信長の血脈を絶ったとの説がある。

一方、足利12代将軍義晴の落胤とも言われている細川藤孝は、将軍のお供衆細川元常の養子となった。
その後、将軍義輝の死により、弟の義昭を奉じて織田信長に接近、明智光秀とともに働いた。

この後、将軍義昭を取るか、信長を取るかという時、藤孝は義昭を捨てて信長を取った。
次は盟友明智光秀の「本能寺の変」後の戦でも、光秀を裏切ることに容赦なかった。

つまり、情や恩義、筋目ではなく、常に勝馬に乗ることを優先してきた人物である。
そして、息子の忠興は偏狭な男でガラシャを独占し、彼女の心身の自由を奪うような人物だった。
彼女の不幸は、細川忠興の妻だったからの一言に尽きる。


戦国の「いい妻」「ダメな妻」

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勝竜寺城へのアクセス。、行き方歩き方

京都府長岡京市勝竜寺13-1
電話:075-952-1146 勝竜寺城公園管理事務所
JR東海道本線(JR京都線)、長岡京駅下車、東口から徒歩600m。

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