近畿最古の芝居小屋 出石 永楽館

1901年に竣工し、100年以上歴史を持つ建築の劇場で、現地に現存する劇場建築としては日本最古とされる(現存する日本最古の劇場は旧金毘羅大芝居)。

土壁と太鼓楼を特徴とする外観および、直径6.6メートルの廻り舞台、奈落、花道、すっぽん(セリの一種)といった舞台機構、舞台用衣裳や上演記録が現存する。

昔の芝居小屋らしく、太鼓櫓がある。
太鼓櫓から「本日興行あり」の太鼓を打ち鳴らしたという。

入り口を入ると「まねき」が飾られていた。

2006年から豊岡市によって創建時への復元工事が開始され、2008年夏に完工して8月1日、座頭6代目片岡愛之助によるこけら落とし公演が行われた。

芝居のカンバン。

1階には平桟敷のほかに東西の桟敷席があり、東西の桟敷席の上に2階の枡席が設けられています。

二階桝席。

花道
平桟敷下手後方から観客席に貫通して、舞台へ通じ、主要俳優の舞台へ登退場に重要な役割を持つ設備。

永楽館の場合、上手側にも仮花道を作ることができ、俳優と観客との交流やその他いろいろな演出効果がある。

太夫座(たゆうざ)・囃子場(はやしば)

舞台上手の階上は太夫座と呼ばれ、義太夫の語り部屋。
太夫が演じる時は、その床が前方にせり出す構造になっている。

また、この階下は囃子場で、三味線や太鼓などで出囃子などを演奏する部屋となっている。

ぶどう棚・トラス

舞台天井に丸竹を縄で格子状に組んだもので、幕を吊ったり、上から雪や花吹雪などを散らす。
永楽館の場合、さらに役者が宙吊りできるような大きな仕掛けが、ぶどう棚の上に取り付けてある。

また、トラスとは洋風の工法で、材木を三角に組み合わせることによって、強い骨組みを作ることができる。

奈落の周り舞台の装置と迫上り

舞台床を円形に切り抜き、それを回転させて舞台転換に用いる。
永楽館の場合、直径3間あり、この床の上に二場面、または三場面の舞台装置を飾り、これを奈落のスタッフが人力で回転させて場面を転換させる。

「セリ」は、舞台の下からエレベーターのように上下する仕組みになっており、そこから登場人物が出てくる。

スタッフが人力で回転させて場面を転換させる。

天国ならぬ、奈落へ続く階段、鳥屋(とや)。
花道の突き当たりにある小さな部屋。

花道を下がった役者はこの鳥屋の中にある階段を下り、花道の下を通って舞台袖の階段から、観客に見つからないように楽屋に戻ることができる。

役者さんが移動に使う地下通路。

かつては大部屋の神棚に鎮座していたのであろう稲荷さん。

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永楽館へのアクセス、行き方歩き方

永楽館公式サイト

住所:兵庫県豊岡市出石町柳17-2 
電話:0796-52-5300

山陰本線および北近畿タンゴ鉄道 豊岡駅から全但バス「出石行き」で20分、終点下車、 徒歩3分

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