木漏れ日もやわらかな平安の庭を、ゆるやかに曲がりながら流れる一筋の遣水(やりみず、小川)
色とりどりの狩衣(かりぎぬ)や小袿(こうちき)といった平安時代の貴族の装束に身を包んだ7名の歌人が遣水の傍らの座に着くと、川上に控えた水干(すいかん)姿の童子が朱塗りの盃にお神酒を注ぎ、羽觴(うしょう、おしどりの姿を象った盃台)の背に載せて流します。
琴の音が響く中、歌人はその日の題にちなんで和歌を詠み、短冊にしたためます。
そして、目の前に流れ来る羽觴を取り上げ、盃のお酒をいただくのです。
宴の間には白拍子の舞も静々と披露され、ゆったりと時間が流れる王朝の雅を今に再現しています。
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当日録画した動画がこちらにあります
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最前列の席を確保。
開演までの時間神苑の散策へ。
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会場では巫女さんが羽觴の具合を確かめたり、準備に余念がありません
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ヤマブキの鮮やかな黄色が随所で目立ちます。
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ムラサキは今絶滅に近いが、昔は武蔵野、蒲生野、紫野など各地に自生し、栽培もされた。
花は小型白色で、根が見事な紫色である。
手に摘みていつしかも見ん紫のねにかよいける野辺の若くさ
若紫の巻 源氏
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室町の庭 五葉の松、ツツジがきれいです。
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本番に先立って、予行演習が行われます
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始まる前 しばし優雅に 琴演奏。
しばらくして、十二単の女性、狩衣に立烏帽子の男性が、次々出てきて川のほとりに点々と座っていきました。
いっきょに平安時代に。
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今年のお題が告げられます
お題は「竹不改色(たけいろをあらためず)」。
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琴の音が響く中、歌人はその日の題にちなんで和歌を詠み、短冊にしたためます。
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酒杯が遣水(やりみず)を流れる間に和歌を詠んで楽しむ平安時代の宮中行事で、城南宮では毎年春と秋に平安の庭で行われている。
現在城南宮で用いている羽觴は、御所の杉戸絵を参考に復元したものです。
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庭園の遣り水沿いに歌人が座り、童子が羽觴(うしょう)の背に盃を乗せて流します
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歌人は、歌を詠み終わったら盃を取りお酒をいただきます。
全員が書き終わったら、童子が短冊を集めてまわります。
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したためられた歌が披露されます
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歌人は歌の披露にじっと聞き入ります。 わきのカキツバタの紫が鮮やかです。
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宴も無事終了。
歌人たちの退席です。
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