この記事は誤って消去した記事の再掲です。
木津川、宇治川、桂川の三川が合流する堤にある桜並木は、約250本のソメイヨシノが続き遊歩道の両側からトンネルを作るように咲き乱れる。
海津大崎の桜や山科疎水の桜、哲学の道の桜も見事だが、ボリュームという点では背割堤の方が勝っているようだ。
京阪本線の八幡(やわた)市駅から徒歩10分、御幸橋を渡りきった所の堤防上から西に向かって1・4㎞の桜並木が続く。
桜越しに大山崎の天王山を望む。
八幡桜まつりの期間中だが何かやっているわけでなく、露店なども一切出ていない。
飲食したい人は持参するしかないが、露店などないのでゴミが散らばることもなく、気持ちよく花見が楽しめる。
俳人・荷兮(かけい)や基角(きかく)も句を読む。
新月や いつをむかしの 男山 基角(きかく)
沓音(くつおと)も しずかにかざす 桜かな 荷兮(かけい)
背割堤は桂川、宇治川、木津川の三つの川が合流して淀川と名前が変わる地点にある堤。
三川合流といっても実際にはまず木津と宇治が会い、次いで桂が流入するというもので、いちどきに三つの川が合流するものではない。
両河が合流(淀川)する先端が剣の様な形をしている事から「剣先」とも呼ばれている。
背割堤は、唱和50年代はじめまで松並木で、別名「山代の橋立」とも呼ばれ、時代劇などにも馬が疾走する背景なぢに使われてきた。
その松並木も害虫被害に遭って枯れる木が多くなり、昭和53年3月、当時の建設省によって桜(ソメイヨシノ)249本のほか、ハナミズキ52本が植えられた。
傘と桜のコラボレーションもいいでしょう。
少しだけ振り向かないでネ。
この辺り一帯の河川敷にはヨシなどが茂り多種の野鳥や昆虫を見る事ができる都市近郊では貴重なエリア。
斜面に添うように枝が下がるさくら。
広い青空と桜の薄紅色のコントラストがすばらしく、堤防に咲く菜の花やタンポポとの競演も楽しめる。
黄色い菜の花ともよく合います。
芝生広場は家族連れなどが弁当を囲み春を満喫。
八幡市駅前にある無料のレンタサイクルで、時代劇のロケ地として有名な流れ橋までのサイクリングもオススメ・・・
背割堤へのアクセス、行き方歩き方
京阪電車八幡市駅下車。北へ約10分。
駐 車 場 有 (午前9時~午後5時)