念願だった雨晴海岸から立山連峰を撮ることができました。
写真でよく見るきれいな立山の写真ではありませんがこの時期中々立山は見れないのです。
今回も一昨日までは吹雪でした、運よく前日から晴れ、また明日から雪のようです。
高岡市と氷見市を繋ぐJR氷見線の越中国分-雨晴間はほぼ海岸線のすぐ横を通るため、車窓からの眺めも良く、また海岸線のすぐ横を通る列車の撮影ポイントとして、鉄道ファンにも人気があり、青春18きっぷの販促ポスターに採用されたこともある。
1187年、義経一行が奥州平泉へ向かう途中に俄雨が降り出したため、弁慶が岩を持ち上げ、その陰で雨宿りをしたという伝説が残る。
「雨晴」という地名はこの伝説に由来する。
義経岩の上には義経神社が建てられており、「義経の腰掛」や「弁慶の足跡」といわれる跡が残っている。
冬の日本海は荒れます、この日も大きな波が海岸に打ち寄せていました。
外気温マイナス6度、足元からジンジン寒さが伝わる。
右に見えるのは女岩。
長時間露光で荒い波も霧のようだ。
日の出を待ったのですが、現実はそうそう甘くありません、少し赤くなりかけただけで太陽は見えず。
万葉の歌人、越中国司として在住した大伴家持は、この雨晴の風景をこよなく愛し、多くの歌を詠みました。
馬並(な)めて いざ打ち行かな 渋谿(しぶたに)の
清き磯廻(いそま)に 寄する波見に
馬を並べてさあ出かけようじゃないか。
渋谿(現雨晴海岸)の清らかな磯に打ち寄せているその波を見るために。
(万葉集 巻十七 三九五四)
渋谿の 崎の荒磯に 寄する波
いやしくしくに 古(いにしへ)思ほゆ
渋谿の崎(現雨晴海岸)の荒磯に、寄せる波のように、なおもしきりに、昔が思われる。
(万葉集 巻十九 三九八六)
撮影中の足元に荒い波が迫ってきます。
泊ったホテルのフロントで聞いたのですが立山が見えたら明日は雨とか。
あのきれいなポスターのような風景は春先のものだそうだ。
雨晴海岸へのアクセス、行き方歩き方
JR氷見線 雨晴駅から約300メートル