三重県は北を椿大神社(つばきおおかみやしろ)、南を伊勢神宮で守られているのです。
鈴鹿山系の中央にある高山、短山を社とし、古来より自然信仰があった「猿田彦大神」の御神霊を西暦紀元前3年に倭姫(ヤマトヒメ)の御神託により大神御陵前に造営された神社です。
仁徳天皇の御世、御霊夢により「椿」の字をもって社名とされ現在に至る。
昭和の初め内務省神社局の調査により、全国2,000余社の猿田彦大神を祀る本宮であることが明らかとなり、「地祇猿田彦第本宮」と尊称されている。
まずは庚龍神社の 樅の大木が出迎えてくれます。
樹齢400年と言われる樅の木に 竜神が宿り、神域全般を守り給わったと由緒が書かれています。
参道途中の左手には御船磐座。
謡曲「鈿女(うずめ)」に謡いこまれる神代の神跡。
天孫瓊々杵尊一行の御船がここに繋がれ、 この地より九州に御先導されたと伝わります(椿大社HPより)
御船磐座を進むと1基の明神鳥居が途中に建っている。
この鳥居は「断りの鳥居」と呼ばれている。
江戸時代にこの付近の藩主だった本多氏が御神木を伐採して城門を築いたところ、一夜で燃えてしまったという。
このことを恐れて奉納された鳥居だそうだ。
境内には扇塚があり、扇は、古来神を招ぎ奉るものとして芸道を志す方の心のよりどころとされ、古くなった扇を感謝の心を込めて、この塚に納める。
本殿・拝殿
総桧の神明造りの御本殿。道祖・猿田彦大神をはじめ、32神が祀られています。
幽厳なたたずまいをみせる拝殿。
天之宇受女命を祀る別宮、椿岸神社へ向かう。
ちなみに倭姫とは、天照大神の御魂を現在の伊勢に導いた立役者。
また猿田彦大神とは、天孫降臨の際に二二ギノ命の道案内をした神様で、後に天之鈿女命(アメノウズメノミコト)と夫婦の契を結ばれますが、今でいう結婚です。
ここでは恋愛祈願が効果的です。
社殿脇の「かなえの滝」を写メして待ち受けにすれば、恋が成就するそうですが、確かにご利益あるようで、モテ期に入った! と報告も入っているとか。
今日の昼食は鈴鹿サーキットホテル レストラン S‐PLAZA(エス・プラザ)です。
週末は子供たちでにぎわうホテル周辺もウィークデイの今日は静かでのんびり。
椿大神社へのアクセス、行き方歩き方
住所三重:県鈴鹿市山本町字御旅1871
電話:059-371-1515
近鉄四日市駅・JR四日市駅から、三重交通バス(椿大神社行き)で終点下車