紅葉と奇岩・奇鋒と清流の名勝「豪渓」

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高梁川支流槙谷川の上流に位置する渓谷、豪渓は奇岩・奇鋒と清流、そして、季節の移ろいとともに変化する木々の姿が織り成す渓谷美は神秘的で、まるで芸術作品のようです。

全長はわずか2km足らずの渓谷だがこの時期は錦秋の渓となる。

豪渓の見どころは、何といっても両岸に迫る花崗岩の岩壁や岩峯と、今にも崩落しそうな予感を与える柱状節理のすごさにあります。

槙谷川の清流に紅いモミジが映えます。

清流と紅葉の調和した渓谷が壮大な自然美をくりひろげる景勝の地です。

花崗岩の切り立ったがけや石柱など変化に富んだ形態は他に例をみないといわれ、名勝地として大正12年に国から指定を受けました。

この辺りはモミジのトンネルです。

道幅が狭く車は入り口の駐車場に停め車道を歩きます。

岩を食む清流と紅葉。

天柱山直下の岩盤には、「天柱」の文字が刻まれている。
これは、江戸時代後期の享和元年(1801年)に頼山陽の開いた塾で学んだ備前国和気郡の医師で書家の武元登々庵が書し、石工2人によって14日かけて刻まれたものである。

この辺りは水墨画の世界だね。

節理の発達した花崗岩を切り込んで,天柱山や剣峰,雲梯峰など比高50~100mの垂直の岩壁や清流が続く。

崩れ落ちそうな節理にモミジがしがみ付いています。

節理とは岩石に見られる割れ目のことです。
火成岩の場合、岩体が冷えるときの収縮が原因で生じるとされています。

割れ方に規則性があり、生じた岩石ブロックの形に特徴が出ます。

ここ豪渓のような花崗岩の場合には直方体のブロックとなり、玄武岩の場合には六角形の板状のブロックとなります。

それが整然と積み重なって柱状となります(柱状節理)。

豪渓の南端に豪渓寺(ごうけいじ)という小さな寺院がある。
山号は天柱山。
宗派は真言宗。
入口に陶器製の狛犬が鎮座している。

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豪渓へのアクセス、行き方歩き方

岡山県総社市槇谷

◆自家用車
岡山自動車道総社岡山西I.Cから南西に車で約10分
◆JR・バス
JR伯備線総社駅から北に車で約20分(約12km)
JR伯備線総社駅からバスで約30分
JR伯備線豪渓駅から北に車で約15分
JR伯備線豪渓駅からバスで約10分

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