古式床しく 卯之葉神事 住吉大社

住吉っさんがこの地に鎮座したのが、神功皇后摂政11年(211)の卯年の卯月の卯日と伝えられていて、毎年卯月の最初の卯日に卯之葉神事が行われています。

卯之葉神事は13時から第一本宮と五所御前で卯の葉を使った玉串を捧げての祭典が行われた後、14時からは石舞台にて舞楽が奉納されます。


献香: 香道閑院流 福井 北勝洞 社中

献茶: 裏千家 八木 社中

かつては神馬と鳳輦(ほうれん)とを第一本宮前に寄せ、鹵簿(ろぼ)を整えて西の門より出て境内の周囲を一周し、第一本宮へ還って祭典を行い、神職は卯の葉に木綿(ゆう)をつけて狩衣の襟にかざし、また龍神廓から奉仕の卯之葉女がこれを手に捧げて神幸に供奉したという。

白衣に緋の差貫(さしぬき)、舞衣(まいきぬ)を着て、髪には松に鷺のかざしを挿した神楽女が神楽を舞う。
神楽は「神座(かみくら)」の意で、神座に神を迎えて行う鎮魂の神事であると言われる。

5月の青葉に彩られた神池にかかる石舞台で天王寺楽所 雅亮会により舞楽が行われる。
前方の雅楽演奏者の学者である「東・西楽所」は国の重要文化財。

慶長12年(1607)豊臣秀頼公により造営・奉納されたもの。
当社所蔵の古舞楽衣装や額所前に設置される左右一対の大太鼓もこの時の奉納ではないかと言われている。

振鉾(えんぶ、延鉾とも)は、舞楽の演目の一つ。
舞人達が、舞台で鉾を振るう演目。
舞楽の上演に先立ち、舞台を清める為に行われる、儀式的要素の強いものである。

左方の舞人がまず鉾を振るう「一節」、続いて右方の舞人が鉾を振るう「二節」、そして左右両方の舞人が同時に振るう「三節」の三段階を採り、三節目は「合わせ鉾」とも呼ばれる。
伴奏にも「乱声」と呼ばれる特殊な演奏形式が採用される。

桃李花は赤白桃李花(せきはつとうりか)という別称を持ち、その源は中国唐代、桃花最盛の三月三日に行われる曲水の宴に奏された舞曲であったとも、唐の高祖の時代の草木にちなんだ二十一歌曲のうちの一つであったともいわれていますが、その舞いはすでに絶え、わが国中古にいたり、央宮楽(ようぐうらく)をもってこれを再興したと伝えられています。
現在は左方唐楽黄鐘調(おうしきちょう)に属する代表的な平舞の一つになっています。

まず黄鐘調調子(おうしきちょうのちょうし)が奏されますと、巻嬰冠をかぶり、宮廷の武官の姿をかたどったといわれる蛮絵装束(ばんえしょうぞく)を着けた舞人が順次登台し、各々所定の舞座につきます。

つづいて桃李花の当曲がが発楽されますと、舞人達は艶やかな紫色地に獅子の縫い取りがほどこされた袍(ほう)の袖を翻し、この舞の特徴である指手(さすて)を幾度となく繰り返しながら美しい舞態を繰り広げます。
当曲が終わりますと、再び「調子」が奏され、舞人達は入手(いるて)を舞って静かに退場して行きます。

綾切(あやぎり)は、「愛嗜女(あいきりじょ)」「高麗女(こまじょ)」などと呼ばれ、元来は女舞であったものを近世になって男舞にあらためて舞われているものです。

奈良時代中期から平安時代初期にかけて我が国に来貢していた渤海国(満州及び朝鮮半島北部)より移入された舞楽と伝えられています。

微笑を含んだ白い女人相の面をつけ、高麗楽(こまがく)に合わせて舞います。
舞ぶりは女人の姿のように柔らかく舞うのがしきたりとされ、清艶の内にも柔和な風情があります。 

まず序吹きが始まり、拍子の定まる頃より順次舞台に上った舞人は向かい合って立ち、四人がそろうと正面に向き直り舞い始めます。
右舞特有の舞ぶりで、三ノ鼓の拍子に合わせて四人の舞人が同じ動作で舞います。

装束は萌黄色の襲装束(かさねしょうぞく)で、右肩袖を脱いで舞います。
また牟子(むし)と呼ばれる頭巾を被り、その上に鳳凰を象った極彩色の別甲(べつかぶと)を被っています。

「陪臚(ばいろ)」は天平年間、林邑(ベトナム)から伝わった舞といわれている。
裲襠装束(りょうとうしょうぞく)に剣、盾鉾を持った四人の舞人によって舞われる。

戦いの様を象った勇壮な舞楽で武人出陣の際この曲を奏して戦勝を祈願したと伝わる。
陪臚破が奏されると、抜刀し左右を移動しながら切り結ぶように回れる。

「破・急」の二部からなり、「破」の部分では、剣と盾をもって切りむすぶ様を演じる。
「急」の部分では鉾、次いで盾を持って力強く舞い、凱旋するがごとく縦一列になり退出する。

豊臣秀頼公より拝領の大太鼓。
皮の損傷が著しく平成23年御鎮座1800年を記念に直径約2mの太鼓皮を新調した。

当時、武道館では遠的弓道の全国大会が行われていました。
遠的は、屋外で60m先にある直径100cmの的(大的)にめがけ弓を引く種目です。

一般的に弓道教室などで開催されているのは近的ですが、住吉では遠的の大会が行われています。
弓道をたしなんでいる人にとって、大きな目標となる大会です。

大阪市内では珍しい卯の花苑が卯之葉神事に合わせて一般公開されています。

白や淡紅、紫紅色の美しい卯の花18品種600株が美しい競演を果す卯の花苑。
この卯の花苑は住吉名勝保存会の方々が1987年に造成しました。

卯の花はウツギの花の別称
茎が中空のため空木(うつぎ)と呼ばれる。
「卯の花」の名は空木の花の意、または卯月(旧暦4月)に咲く花の意ともいう。

すみよしの ゆふしでなびく 松風に 
   うらなみしろく かくるうのはな
        光台院親王

『浅沢の杜若かきつばたが咲き始めています。

 住吉の浅沢小野の杜若

  衣に摺りつけ着む日知らずも 万葉集

その昔、ここから南にかけては清水の沸く大きな池があり浅沢と呼ばれ、奈良の猿沢・京都の大沢と並ぶ近畿の名勝であった。
とくに住吉の浅沢池は、美しく咲き乱れる杜若かきつばたで歌人たちに愛され、万葉集をはじめとする多くの歌集にその名をとどめている。

しかし、昭和に入って「忘水」と称された浅沢の清水も枯れ、杜若に変わって明治神宮の花菖蒲あやめが移植されていたが、平成九年の地元の強い要請を受け、細江川改修の一環として浅沢に新しい水脈を加え、各地の原種の杜若かきつばたを集め、ここに住吉区の区民の花の由来となる「浅沢の杜若かきつばた」を復活させることができた。

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住吉大社へのアクセス、行き方歩き方

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