啄木も愛した古城の跡 盛岡城

「盛岡城」は盛岡藩南部氏の居城である。
西部を流れる北上川と南東部を流れる中津川の合流地、現在の盛岡市中心部にあった花崗岩丘陵に築城された連郭式平山城である。

今回の旅はここ仙台空港から始まる。

桜山神社の創建は寛延2年(1749)に当時の藩主利視が初代南部信直の功績を称え社殿を建立したのが始まりとされています。

烏帽子岩。
三の丸跡、公園の北入口にそびえたつ巨大な岩石。

城地を削って三の丸を整地しているとき、烏帽子に似た岩石が出現、古くからあった八幡社の宝として崇められた。

原敬遺徳顕彰碑。
もりおか歴史文化館の向かいに建っている。
その隣には、顕彰碑を解説する看板が建っている。

その看板には、
わが国の、政党政治の基礎を確立し、本格的な政党内閣を実現させた平民宰相、原敬は維新の際、南部藩がうけた無辜の罪をそそぐことを念願としていたが、大正六年九月、戊辰戦争殉難者五十年祭が行われた際に祭文を朗読した。

この碑文は原敬日記を基にその心懐を刻している。
と書いてある。

瓦御門から三の丸へ入る。

盛岡城内で一番高さのある石垣で約14mある。

有名な「不来方のお城の草に寝ころびて空に吸われし十五の心」の歌碑が立っている。
少年時代の啄木が学校の窓から逃げ出してきて、文学書、哲学書を読み、白日の夢を結んだのが盛岡城二の丸。

歌碑の文字は金田一京助の書。

二の丸。

本丸と二の丸の間は空堀で仕切られ現在は朱塗りの橋が架かっているが、存城当時は廊下橋(屋根のかかった橋)が架けられていた。

本丸南西部の石垣/丸
本丸は城内の中心部にあたり,主に城主が日常生活や政務を行う場として使われていました.

発見された築城期の石垣
本丸南西部で行われた発掘調査の結果,石垣は築城当初(16世紀末~17世紀初頭)から構築されていましたが,元和(げんな)年間(17世紀前半)以降の本丸を拡張するため,築城期の石垣を覆い隠すように構築されていることが確認されました .
さらに藩制時代の記録によると,この部分の石垣は地震によって傷んだため,元禄16念(1703)と宝永2年(1705)に石垣の修復を幕府に届け出ており,宝永3・4年(1706・1707)工事が完成していることが記されています . この部分の石垣は,鑿(のみ)加工により石材が整形されており,本丸の他の部分に比べて規格が揃っています. -解説板より-.

腰曲輪
この付近は藩主が乗馬の練習をした「馬場」となっていた。

御末御門から本丸に入る。

南部中佐銅像台座/本丸
第2次世界大戦中の金属特別回収で騎馬姿の銅像が取り払われ今日に至っている台座部分。

本丸より廊下橋を見る。

芝生広場から隅櫓をのぞむ。

独り言

武士道は騎士道に似せて明治になって偽造されたもの
という八幡和郎氏の批評を紹介しておく。

そもそも武士は、殊勲の私有財産である領地を「一所懸命」に守るのが本文であり、とくに倫理的な仕事とは意識されてもいなかったはずである。

むしろ、近江商人に代表されるように、江戸時代の商人の方が実に高い倫理性を発揮し、それを家訓などの形で残している。

江戸時代の慈善事業は武士によって行われることはあまりなく、もっぱら商人や篤農家が行っている。

新渡戸の著作は、日本にも西洋の騎士道に似たものがあり、実践されていたと、欧米人に受けがよさそうな物語を創作したものだというべきだ。

もちろん、その内容は実に美しいから、現実には存在しなかった夢の世界を模範とする処世術の書として読むにはいいものだ。

また、それが日本の評判をよくしたなら、内容の真偽にかかわらず結構なことである。

新渡戸稲造の出身地の南部藩は、安土桃山時代から江戸初期においては全国でもまれに見る意欲的な発展を実現した。
しかし、中期以降は面子ばかりにこだわり苛政の極みにあり、数々のスキャンダルが噴出し、飢饉では大量の餓死者を出した。

それを家老クラスの上級武士の子である新渡戸が、南部藩政への真摯な反省の言葉もないまま、あのような書を書いたこと自体が私には腹立たしく倫理的に許せない。
八幡和郎著 「本当は恐ろしい江戸時代」

江戸時代は北朝鮮そっくりだった!?
江戸時代はユートピアではなかった。実はこんな一面もあった、こんなに住みにくく、生きづらい世の中でもあったという観点から、江戸時代のもう一つの実像をあぶり出す。歴史マニアも目からウロコの、びっくりエピソードが盛りだくさん。

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盛岡城へのアクセス、行き方歩き方

住所:岩手県盛岡市内丸

電話:019-604-3305(プラザおでって2F 観光文化情報プラザ)

JR東北本線・東北新幹線 盛岡駅 徒歩20分
盛岡都心循環バス「でんでんむし」左回りで約10分「岩手公園」下車すぐ

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