難波八十島の海老洲の八坂神社

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当神社の創建に関しては、境内に現存の天治(1124)大治(1131)と読み得る石燈籠があります。

又、村の旧記に永徳3年(1383)霜月社殿再建と書かれており、足利3代将軍義満の頃で再建とあるから、これより更に以前に祀られた事がうかがえます。

元亀元年(1570)織田信長が石山本願寺攻めで、野田城の三好党を討とうとしたとき、先陣の将荒木村重を遣わして、戦勝を祈り陣馬陣刀を献じたと云われています。

細川家の記録に海老江堤の田の中に陣したと記されています。

「菜の花の はじめや北に 雪の山」 松 瀬 青 々

菜の花畑をとおし、雪をいただいた六甲山を望み詠んだもので、明治40年の作であるが当地はこの頃まで浪速津の中の一農村であり、農耕守護、生産守護、疫病災厄守護の御神徳を以て崇敬篤く地車三基、枕太鼓一基の巡行は今猶夏祭りの神賑として行われています。

淀川改修記念碑(海老江中公園)

淀川流域は豊かな水量で農作物には恵まれましたが、一方で数多くの洪水にあいました。とくに有史 以 来といわれる大 洪水が 明 治 18年(1885)に起こり、さらに同22年(1889)、同29年(1896)にも洪水
が続いて大阪は甚大な被害を受けました。

これを契機に中津川を利用して新淀川を開削する計画が立案され、明治29 年(1896)から淀川大改修を開始、明治43年(1909)にようやく完成しました。

このとき、中津川流域にあった海老江村の北部90町余りが新淀川の河床となりました。

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