野田・福島界隈散策

かつてこの辺りは鹿飢島(餓鬼島)と呼ばれていたが、九州太宰府に左遷させられる菅原道真公が、当地の住民に慰められ、そのさいに福島へと改名した。

野田城跡伝承地 地下鉄千日前線玉川駅前

享録4年(1531)頃、三好元長と細川晴元が対立し、三好方の浦上掃部の軍勢が野田・福島に陣取ったさいに砦を築いたのが城の起源とされています。

元亀元年(1570)に三好三人衆と織田信長が対立すると、打倒信長をめざす石山本願寺が呼応して三好勢と籠城。

石山合戦がはじまって、天正4年(1576)に明智光秀・荒木村重の猛攻で落城しました。

現在、野田城の遺構は全く残っていませんが「城之内」「弓場」という地名が明治はじめまで残されていたことから、玉川付近にあったと推察されています。

極楽寺

真 宗 大 谷派(東 本 願 寺)の 野 田 御 坊 です。天 文 2 年(1533)、本願寺第10世証如上人が布教活動中、六角定頼と法華宗徒に襲撃されました。

この時、野田福島の一向宗門徒の百姓たちが、命がけで証如上人を守って紀州へ逃がしましたが、21人が殉教死しました。

その菩提を敬うため、門徒宗の墓所に建てられたのが極楽寺です。

江戸初期には、大阪・南御堂(難波別院)の掛所となり、その後、野田御坊として今日に至っています。

恵美須神社

社伝によれば永久元年(1113)、当地開発のさいに恵比須神を歓請したのが起源とされます。

神社に保存されている建石には「永久三乙未年三月」と刻まれています。

当時このあたりは「難波八十島」と呼ばれ、漁業が盛んな地域でした。

恵比須神は古来から漁業の神として祀られており、当社も野田福島の漁民の守り神として信仰されていたと考えられます。

円満寺

天文2年(1533)、証如上人を守るために殉教死した21人の門徒宗の菩提のために、久左衛門と申す者が証如上人より教圓という名を授けられて、天文3年(1534年)に一宇の坊舎を建立しました。

これが居原山円満寺のはじまりです。

創建時は摂津国下仲嶋野田村惣道場と称していました。

境内には証如が与えた感謝の文書と供養碑があります。

二十一人討死之碑(玉川コミュニティセンター)

玉川地区には21人討死碑が4基あります。

玉川コミュニティセンター内にある「21人討死之碑」は昭和15年(1940)に西野田青年団が生涯橋のすぐ西側に建てたもの。

下福島中学校のプール建設のため昭和52年(1977)に現在地へ移されました。

大阪市中央卸売市場本場

農水産物などの市場が形成されたのは、豊臣秀吉が大阪城を築城した頃から。

以後、江戸時代を経て発展。

現在の市場は、昭和6年(1931)に開設されたもの。

天神社

福島三天神のひとつで、福島天満宮が上の天神というのに対して、天神社は下の天神といわれています。

昌泰4年(901)に菅原道真が九州・太宰府へ左遷させられたさい、当社に参拝して海路の平穏を祈ったと伝えられています。

当時、この辺りが「鹿飢島(餓鬼島)」と呼ばれていましたが、地元の人たちに非常に親切にもてなされた菅原道真は、好字の「福」をつけて「福島」へと改めさせました。

今はちょうど梅が見頃です。

天神社(下福島天神社)

江戸時代の「摂津名所図会」に記されている福島三天神のの一つ。

あとの二天神は、現福島天満宮の上の天神と、太平洋戦争で焼失した中の天神(福島天満宮に合祀)。

菅原道真公が船で大宰府に流される際、旅の安全を祈願し、この辺りを福島と名付けたとも伝えられている。

福島聖天了徳院

東寺真言宗の仏教寺院。

創建年月は、洪水で記録が失われたため不明。

「浦江の聖天さん」の名で親しまれている。

ご本尊の11面観世音菩薩は、福島の海に沈んでいたのを地元漁師が引き上げ、奉ったと言われている。
また、松尾芭蕉も訪れ「杜若 語るも旅の ひとつ哉」と句を詠んでいるほど、カキツバタの名所でもある。

聖天通商店街・福島聖天通商店街

JR福島駅まで東西600mほどの商店街。

聖天さん(福島聖天了徳院)の参拝道であることから商店街の名が付けられた。

また、易相(占い)の大家・水野南北(1760~1837年)が聖天さんと縁があり、「売れても占い商店街(占い商店街)」の誕生のきっかけとなっている。

多くの占い師がおり、占いの館も常設。
占いを目当てに訪れる人が多い。

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