冬枯れの長居植物園

寒く厳しい冬にこそ見て感じることが出来る何かを見つけに、暖かい家をちょっと離れて寒空の下の公園へ。

最近、人気がでてきている冬のガーデンの景色です。

枯れた花や実、葉などを残して、その姿を観賞します。

海外ではそのようなガーデンが作られ、日本でも広まっています。

寒々とした景色です、カワウの糞害で木々が枯死しています。

渓流にも寒々とした木立が影を落とす。

「冬枯れ」とは冬に草木の葉が枯れた状態。
寒々とした、もの寂しい冬景色の表現にも使われます。   

重要なのは、「寂しいナ!」と感じること。

スズメは元気にえさを探していますが枯れ葉に隠れてしまいそう。

冬枯れの蓮の残骸の池は静かです。

ラクウショウの呼吸根(気根)

『土中の酸素が不足するため、地上の酸素を吸収しようとする工夫です』

あ~根は「光合成」できないから「呼吸」してるんですね。

で、ラクウショウが湿地に生えると、根が水に浸って酸素が不足する。
だから根の一部を地上に出して呼吸する。

「まつぼっくり」というのは,マツの袋という意味です。

松笠(まつかさ)ともいいます。

ハナミズキの枯れ葉、寂しさを感じます。

この寂しい感覚は、日本の諸文化にみられる「侘び寂び」に代表される美意識にも通じる部分がありそうです。

徒然草19段の後半部分にも冬枯れについての箇所がみつかります。

さて、冬枯(ふゆがれ)のけしきこそ、 秋にはをさをさ劣るまじけれ  (徒然草19段)

可憐だったカツラの葉、今は枯れ葉。

深まる秋 長居植物園
定点観測としている場所、ハナミズキの赤とカツラの黄が目立ちます。 ハナミズキとカ … 続きを読む →


小さなバナナのような果実をたくさんつけています。

なんの木かと思いましたが冬芽からカツラとわかりました。

「冬枯れ」という表現に対して、木々は枯れてはいないのですよね。

次のプロセスの為に、来たるべき春に備えて休み息をひそめている…

枳殻の残り実。

田舎で子供の頃「からすのきんたま」と呼んでいた。

かまきりの卵です、調べてみると各地方で「からすのきんたま」とよばれていたようです。

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