比叡山のシルエットの借景庭園 円通寺庭園

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このシルエットの比叡山を見られるのはここだけ、京都市中からはまた違う眺めだ。

円通寺は京都市左京区岩倉幡枝町にある臨済宗妙心寺派の仏教寺院。
山号は大悲山。

柿落葉 踏ミて たづねぬ 円通寺」 高浜虚子の句碑。

苔を主体に刈込みと石を配し、大小40余りの庭石は上皇となった後水尾天皇が自ら配したといわれる。

また、刈込みと立木の背後に望む比叡山を借景としており、上皇は最も比叡山の眺望に優れた地を求めて、この幡枝に山荘を設けたといわれている。

四季、天候、光の差し具合によって比叡山の表情庭の表情は変化します。

同じ景色は2度と見られないと言われています。

また借景を眺めている人の心の変化によっても景色は違って見えるそうです。

いつまでも眺めていたい、そう感じる庭です。

以前は庭園の眺めはカメラではなく、心に記憶して欲しいという願いから、写真撮影は禁止でした。

お寺周辺の開発が進んで、借景庭園の保存が難しくなったことから 多くの方に借景庭園を残してもらう為にご住職が写真撮影を許可されました。

ただこちらはどうしても水を扱うことが難しい地理的条件であったことから、その後、後水尾上皇は同じように比叡山を借景とした修学院離宮を作らせます。

まだこの時期すべてが黄葉しているわけではなく、あと10日もすれば今よりもっと素晴らしい景観が見られるはずです。

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円通寺へのアクセス、行き方歩き方

京都市左京区岩倉幡枝町389
075-781-1875

叡山電車鞍馬線「京都精華大前」駅下車徒歩25分
京都市営地下鉄烏丸線「北山駅」下車徒歩30分(途中に急坂の峠あり)

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