西山の大仏 乗願寺

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楊谷寺へ向かう峠道から別れ、峠を越えた山間の浄土谷に、乗願寺(じょうがんじ)はある。
号は浄土山。

本尊の「阿弥陀如来坐像」は、大仏(おおぼとけ)、浄土谷の大仏、西山の大仏ともいわれ、京都府下でも数少ない大仏の一つ。

平安時代後期作、定朝様式で、その後の補修も多い。近年復元された。
恵心の作ともいう。八角の蓮華上に定印、結跏趺坐する。丈六(2.8m)ある。府の指定文化財に指定されている。

札所本尊は左脇侍(向かって右)に安置されている「十一面観音立像」。

寺伝によれば、比叡山の恵信僧都源信が弥陀の影向を拝してその姿を刻み草庵にまつったのが乗願寺のはじめという。

栄える比叡山を避けて静かな地で修行や隠遁を願う僧が開いた地であったのがこうした寺伝を生んでいったのかなどと想像される。

ところで、この仏像の前には、「正しい拝観の仕方」が書かれた紙が置いてある。

それによると、仏のまわりを回ること、膝に触ることとある。
触るなという注意はよく見るが、触れというのは珍しい。

さらに回り方、触り方にも決まりがあって、これまで幸福だった人はどっちまわり、そうでなかった人はその逆、また、男はどっちの膝、女はどっちの膝と決まっている。

この寺には猫がたくさんいて愛嬌をふりまく。
何か語りかけるような目つき。



決定的瞬間、どうもおおきに。

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乗願寺へのアクセス、行きかた歩き方
長岡京市浄土谷堂ノ谷4
075-957-4148

1) 阪急長岡天神駅から阪急バスで10分奥海印寺下車- 徒歩で40分
2) JR長岡京駅から阪急バスで15分- 徒歩で40分
3) 阪急西山天王山駅から阪急バスで5分金ヶ原口下車- 徒歩で45分

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