善光坊親孝行の蛸薬師堂

京都府

京都の繁華街 新京極通に面して蛸薬師堂はある。

豊臣秀吉の時代、都の東の端の城壁代わりに、大きなお寺ばかりが集められた時蛸薬師堂永福寺も、二条室町から移された。

昔から境内に一歩踏み入れただけでも、蛸薬師如来のご加護があるといわれ信仰を得ている。

蛸薬師堂の正式名称は「浄瑠璃山林秀院永福寺」

養和元年(1181年)室町の林秀が、比叡山の御本尊薬師如来の夢告により与えられた伝教大師が彫られた石仏の薬師如来をおまつりした六間四面の堂を作り、永福寺と名付けられたのが始まり。

善光という僧が、戒めに背き、病気の母親に好物のタコを買う孝行譚に由来し、本尊薬師如来は蛸薬師の名で知られる。

中央が薬師如来

ちなみに、この薬師如来様は病気平癒は勿論、子宝に恵まれたい人や諸難を取り払って欲しいって思っている人にもご利益があるそうです。

本堂 の脇に置かれた「なで蛸」。

悪い部分を撫でると治るとされ、参拝者が撫でるためか、蛸は光っている。

奥の阿弥陀堂に続く参道。
その壁面には参拝者の言葉や「福の神」などが飾られています。

扁額に「法性山」と記された阿弥陀堂。
法性山妙心寺の本堂とされる堂宇です。

勤行後に鐘を撞くことを「戻り鐘」といい、縁起が良くないといわれています。

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蛸薬師堂へのアクセス行き方歩き方

住所:京都市中京区新京極蛸薬師東側町503
電話:075-255-3305
阪急京都線河原町駅から徒歩5分