川面覆う可憐な花咲く 田君川

夢千代日記で有名な湯村温泉に田君川はある、鳥取砂丘まであと30分くらいかな、かなり遠い。

茎が水中にのびる梅花藻(バイカモ)は、きれいな水の指標といわれています。

海岸から4kmほどの場所に群生するのは全国的にも珍しく、せせらぎに小さな花を咲かせ美しい景色を見せてくれます。

バイカモは清流を好み、一年を通して15℃前後の冷水で浅い川にしか生息しません。
湧き水と豊富な雪どけ水が流れ込む田君川は生息の最適地といえるでしょう。

田君川は数年前までバイカモが見えなくなるほど葦が一面に生え、バイカモの繁殖を抑制していました。
  
平成8年からバイカモの復元のため、兵庫県が河川環境整備事業に取り組み、平成12年に葦を取り除く河川工事を行い、河床を整備しました。

河床整備で葦を除去したのをきっかけに、流域の田君地区住民で『田君川バイカモ保存会』を発足し絶滅寸前だったバイカモの保護活動をスタートしました。
  
今では川幅いっぱいに繁殖し、満開時には川一面にバイカモの花が見られるようになりました。
  
谷橋を中心とする区間は夏でも水量を確保できるよう30m間隔で堰を作り、堤防は訪れる人々が近くでバイカモが見られるよう整備されています。

花の直径は1.5~2cmと小さく、絨毯(じゅうたん)のように一面に花をつけます。
うまくピントが合ってくれません。

5/15(日)~7/15(金)が適期、気候により見ごろ時期は前後する(5月~6月が目安)

増水により花弁が流されることもある、その時は芽を伸ばすまでしばらく待たねばならない。

水流と一緒に撮りたいとスローシャッターで。

双でなくともピントの合わせずらい花、手持ち撮影では限界。

島状に咲いている、少し広角で。

広角接写を試みる、長靴をどうしようかと迷った挙句持ってこなかったが後悔。

それと小さなグランドシートがあれば尚いい。

終いには河原の石の上に座り込む。

水面からわずかに覗く花を捉えようと必死、着衣はドロドロだ。

水面からわずかに顔をのぞかせる可憐な花。

河原で羽根の赤いトンボを見つける、橙赤色の翅が綺麗なカワトンボ。

翅の色は橙赤色の他に淡いオレンジ,無色の3タイプがある。

羽化後未成熟な個体はメタリックな青緑色をしているが、成熟すると青白い粉で覆われる。

梅花藻と一緒に撮ろうと躍起になるが相手もさる者中々こちらの手に乗らない。
四苦八苦しているうちにタイムアップ。

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田君川へのアクセス、行き方歩き方

兵庫県美方郡新温泉町栃谷
TEL 0796-82-4580 (浜坂観光協会)

JR浜坂駅から町民バス湯村温泉行きで6分、七釜温泉口バス停下車、徒歩15分