村上水軍上を訪ねる旅、それはまさにしまなみ海道を訪ねる旅でもあります。
因島大橋~多島美景観に調和する優美な吊橋~
しまなみ海道で尾道側から2番目の「因島大橋」です。
中央支間長770mは完成時には日本一の長さで、この橋を作るために培われた技術は以降の長大橋建設に大きな影響を与えました。
橋は2層構造になっていて、下の部分は徒歩や自転車などでも通行することができます。
隣接する大浜PAから歩いていくこともできるので、約1時間のお気軽な海上散歩を楽しむことができます。
多々羅大橋~県境に架かる世界最大級の斜張橋~
しまなみ海道の尾道側から4番目の橋で、広島県と愛媛県との県境にかかる斜張橋です。
この橋は完成時には斜張橋として世界最長を誇り、その鳥が羽を広げたような美しい姿は見る者を圧倒します。
また橋の支柱の下で手を叩くと「鳴き竜」と呼ばれる、パーンと乾いた音が反射しながら空に向かって登っていくような現象が体験できます。
大三島側から眺めた生口島。
多々羅大橋を渡っている最中にも感じるのですが、「生口島には妙に高い山があるなあ」ということです。
島というか、海から突き出た山のように見えます。
橋の上から眺めると、圧迫感を感じるほど。
この山はこのあたりの離島の中では傑出して高い山で、観音山(かんのんやま)といって、標高が472メートルもあります。
標高が高いことから、雨乞いや祈祷に昔から利用されてきたようです。
生口島サービスエリア、平山郁夫書の碑が建つ。
平山画伯は生口島の生まれです、美術館もここにあります。
一般には、西瀬戸自動車道周辺地域振興協議会が公募した愛称である瀬戸内しまなみ海道または、単にしまなみ海道と呼ばれる。
「しまなみ」の呼称は、本道路の開通後、広島県東部や愛媛県北部の複数の団体・企業等の名称に用いられている。
なお、橋自体の名前は「瀬戸内海大橋」。、
海峡部の橋梁として新尾道大橋、因島大橋、生口橋、多々羅大橋、大三島橋、伯方・大島大橋(伯方橋、大島大橋)、来島海峡大橋(来島海峡第一大橋・来島海峡第二大橋・来島海峡第三大橋)の10本(尾道大橋を含めて11本とすることもある)がある。
伯方・大島大橋~多島美に調和した桁橋と吊橋~
伯方島と大島間の風光明媚な宮窪瀬戸に架かる橋で、伯方橋は桁橋、大島大橋は吊橋です
大島と今治間の海の難所・来島海峡に架かる世界初の三連吊橋。
空にそびえる6基の主塔、美しく弧を描くケーブルが優美な姿をみせており、20世紀の架橋技術の結晶といえるものです。
来島海峡大橋での夕日の景色
冬至をはさんで前後1ヶ月の11月下旬と1月下旬、世界初の三連吊橋の主塔が一直線に並ぶ中に真っ赤な夕日が沈む珍しい風景が楽しめます。
関連記事