香林坊

北陸
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町名の由来は、比叡山の僧であった香林坊が還俗して、この地の町人向田家の跡取り向田香林坊(むこうだこうりんぼう)となり、以来目薬の製造販売に成功して「香林坊家」として繁栄したという説が有力。

再開発された映画街の広場には、この由来にちなんで、メグスリノキが植生されている。

冬は街路樹に青色のイルミネーションが施され、夜の香林坊は幻想的な風景になります。
「ツリーファンタジー」と銘打ったライトアップで、雪の日などはとくに綺麗だという。

江戸時代には、金沢城に近い地の利を生かし北陸街道沿いに商店が建ち並ぶ商店街として、同様に街道沿いの橋場町、尾張町、武蔵ヶ辻などと共に発展。

明治時代になり、近くに旧制第四高等学校が出来たことから、学生向けのカフェや映画館などが集積することとなり、北陸最大の繁華街となった。

1923年(大正12年)片町に宮市百貨店が、1930年(昭和5年)武蔵ヶ辻に三越が開店し、相対的に客足が遠退いた。

しかし、1986年(昭和61年)、市街地再開発事業である香林坊アトリオのキーテナントとして、宮市百貨店を前身とする大和が香林坊に移転し、再び金沢市の中心的商店街となった。

このほか、同時期の市街地再開発事業で誘致されたKOHRINBO109などの商業施設があり、若者の集まる街になっている。

今日はこちらでお昼をいただいた。

北島三郎の名曲「加賀の人」、香林坊を訪れる度に思い出す。

♪ 1 君と出逢った 香林坊の
  酒場に赤い 灯がともる
  ああ 金沢は 金沢は
  三年前と おんなじ夜が
  静かに俺を 待ってる町だ

2 忘れられよか 天神橋の
  たもとにのこる 物語
  ああ あの女も あの女も
  おもいの糸の 細白(ほそしら)糸を
  かけるか遠い 都の空に

3 謡曲(うた)がふるふる 加賀宝生の
  木洩れ陽(こもれび)青い 石だたみ
  ああ 金沢は 金沢は
  身も世もすてて あなたのために
  生きるといった 君住む町よ ♪

歌詞の中で歌われている、金沢にまつわる風物

香林坊

天神橋 (浅野川にかかる、卯辰山のふもとの橋)

加賀宝生 (江戸時代に起源をもち、加賀藩主・前田綱紀が広めたとされる能の一派)


「まちしるべ」 昭和61年 大森達郎作 香林坊アトリオ前

このオブジェの名前、意味合いなどがわからず観光協会に電話したが、わからず、都市整備局を紹介されたがこちらでもわからず、結局「アトリオ」に聞けといわれてやっとわかった次第。

香林坊一帯の街の風景を現わしたものとの説明であった。

今一つ奇妙な像が安置されています。

郡順治という方の「走れ!」という作品で、金沢まちなか彫刻作品国際コンペティション2004で入賞したものだそうです。

謎の脚の走っていく方向には、兼六園、金沢21世紀美術館があります。

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