古民家を訪ねて 大和十津川の民家(旧丸田家住宅)

十津川(とつかわ)村は奈良県の南端にある山村で、集落は山の急斜面に点在しています。

どの家も山と谷にはさまれているため、横に長い間取りをとっています。
移設元旧奈良県吉野郡十津川村込ノ上

昭和37年(1962)に移築されたこの民家も、背面には窓や出入口がなく、全て板壁で囲われています。

ここでは年間3000mmにおよぶ降雨量があるので、水に弱い土壁以外には使用されていません。
 
母屋の屋根は切妻(きりづま)のソギ葺(ぶき)です。ソギは木を割いて厚さ5mmほどの板にし、これを約30cm四方に切ったものです。

この板を軒先から50cmほどに垂直にうちおろし、これに軒天井(のきてんじょう)を張ります。

これは、よこなぐりの風雨から家を保護するはたらきをしています。

また江戸後期以降、部屋を横一列に配置した間取りが多く見受けられ、これは日向の椎葉型民家とそっくりの間取りです。

右勝手の平入りで、中に入ると炊事場になる土間があり、この左方にカッテノマがあります。

このカッテノマに切られたいろりで物を煮炊きし、これを囲んで家族が食事をしました。

中央のナカノマは居間兼寝室にあてられ、オクノマは客間とし、神棚がおかれています。

蔵にはうだつがあがっています。

くり舟、交通の便、漁に欠かせない存在だっただろう。

裏山には薪などが備蓄されています。

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