高台寺 ねねの命日に太夫道中

京都府

佐伯、臼杵への旅の掲載中ですが季節の話題、北政所茶会の様子を。

今日はねねの命日、茶会が開かれるとあって朝早くから和服のご婦人が続々と台所坂を登る。

寛永元年(1624年)9月6日、この高台寺で76歳の生涯を閉じます・・・

臥龍廊(がりゅうろう)と呼ばれる長い廊下を通り、その先にある秀吉の御霊が安置されている霊屋(おたまや)で、毎朝祈りを捧げるのが日課になっていたとか・・・。

銅鐘(重文) は、木下家定が江戸時代、1606年に三条釜座の藤原対馬守国久に鋳造させた。撰文は弓箴善疆による。

高台寺は少し高台になりますのでこのように遠く京都タワーまで望めます。。

庫裡の前には茶会の参加者が三々五々と集まります。

太夫行列はこの唐門より入場します。
唐門は門の形状として製作に非常に技術を必要とし、その分貴人を迎えるにふさわしい形式とされています。

御献茶は本堂にて。
高台寺は現在常住のご住職がいらっしゃいません。

建仁寺さんが管理されているので、献茶には建仁寺の管長さん、執事長さんなどがおいでになります。

9時30分、秀吉、ねねのゆるきゃらを先導役に道中の始まりです。

今日の太夫は葵 太夫(あおい たゆう)(芸名・朱伽(あやか)。

1987年1月19日生まれ。島原にて2歳8ケ月から禿(かむろ・太夫の身の回りを世話する おつきの童女)、12歳(中学1年生)より振袖太夫(ふりそでたゆう・太夫の見習い、芸妓に対する舞妓のようなもの)となり、嶋原のしきたりを学んだ。幼少より和の世界に親しみ、5歳より京舞を習い始める。

2014年11月26日、下鴨神社にて島原の太夫「葵太夫」としてお披露目。

昔ながらに禿、振袖太夫より修業を積み、正式に太夫としてお目見えした太夫は半世紀ぶりのこととなる。

片方で2キロの重さがある三つ足という下駄。
独特な内八文字という歩き方。

太夫は真冬でも素足です。

高台寺の駐車場からお茶席が有る塔頭までを約30分かけて歩きます。

禿(かむろ)の先導、男衆は傘を差しかけ、本堂までの道中。
禿が後ろに下げている名前、前が葵太夫、後ろが司太夫、葵太夫のお母さんです。

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高台寺へのアクセス、行き方歩き方

住所:東山区高台寺下河原町526
電話番号:075-561-9966
FAX075-561-7387

京阪電車 祇園四条駅下車 徒歩約20分 
阪急電車 河原町駅下車 徒歩約20分 
市バス 東山安井下車 徒歩約5分