真夏日の続く中箕面の滝のライトアップの取材に出かけた、2回に分けてお届けします。
桃太郎の前の堰、この辺りは秋ともなると紅葉の見せ場。
上の淵の映り込みの紅葉はことのほか美しい。
ライトアップされた堰。
瀧安寺(りゅうあんじ)は、大阪府箕面市箕面公園にある本山修験宗(修験道の一派)の寺院。
山号は箕面山(みのおさん)。
宝くじの発祥である富くじの発祥の地とされる。
山岳霊場として栄え、空海や日蓮や蓮如が修行したほか、現在も護摩法要が行われている。
瀧安寺(りゅうあんじ)鳳凰閣は大正時代初期の建築物。
切妻造・桟瓦葺,平屋建で、その北端に宝形造の楼閣をあげた形態、平等院鳳凰堂翼廊の気分が表現されている。
鳳凰閣のライトアップの様子。
鳳凰閣への瑞雲橋のライトアップも見事。
この辺りも秋には紅葉の名所だ。
大門橋にさしかかるところにある2つの大きな岩。
昔、この付近が山深く険阻なころ、唐の貴人が箕面大滝の評判を聞きこの巨岩まで来たが、あまりの山道の険しさに恐れをなし引き返したとの伝説があり、唐人戻岩という名が付いたといわれています。
唐人戻岩のライトアップの様子、滝道は意外と明るく歩きやすい。
大門橋を過ぎ、坂道を少し登ると、川幅が急に狭くなり、川底が深く緑色に染まった淵がある。
ここは「釣鐘淵」と言い、昔、箕面寺(現在の瀧安寺)に納める釣鐘を牛の背に乗せて、通りかかったところ、余りに急な坂だったので、牛もろともに転げ落ち、牛も釣鐘も二度と浮上しなかったと言われている。
今も瀧安寺に釣鐘や鐘楼がないのは、このためだという伝説がある
滝の休憩所で見かけたネコちゃん、人なれしていておとなしく、カメラを向けても逃げない。
阪急箕面駅から箕面の滝までは、片道2.8km、普通に歩いて40~45分。
往復で5.6km ですから結構いい運動になります。
箕面川床「磯よし」
箕面川床は明治時代に始まり、川に張り出した茶店や休憩所の設置を皮切りに大勢の行楽客が楽しんだという。
その後、度重なる川の洪水などが原因で衰退。
滝道の活性化を図ろうと、箕面川床協議会が2009年に発足。
ところで、鴨川では「ゆか」、貴船や高雄では「かわどこ」って言う、箕面では「ゆか」と呼ぶようだ。
要所要所に灯りがあり歩きやすくなっている、涼しい川風が頬を撫でる中、快適な散策でした。