梅雨明けでうだるような暑さの中、航空機ファンのメッカ、通称「伊丹空港32Lエンド」、千里川土手に行ってきた。
「原田進入灯橋」越しに空港を見たところ。
千里川を挟んで後ろ側に陣取った。
ところで32Lとはどういう意味かな。
滑走路がどちらの方向に向かっているかを指す数字と左右どちらの滑走路かを示すアルファベットです。
磁方位0度が北で、180度が南。
東は90度、西は270度。
これらの上2桁を取っての数字、「32L-14R」の32と14です。
滑走路は直線ですから、片方の向きが32なら反対は180度マイナスになりますので、32-18=14で、もう一つの14です。
RとLは、Right(右)とLeft(左)の略で滑走路が2本あると、進行方向に向かって左右の位置を示します。
32の北西方面に向かって右側の滑走路は、南東方面の14のときは左側になりますので、32Lと14Rということになります。
航空交通管制上の滑走路の命名法なのです。
ここは撮影にレンズを選ばない、それぞれの口径のレンズで特徴のある画像が撮れる。
この画像は50mmレンズで撮ったもの。
東から頭上をかすめるように侵入してくる、コンティニュアスAFで連射すれば何の造作もない。
画像を拡大すると、操縦士、副操縦士の姿が映っています、ピントが合っています。
滑走路に向かう飛行機の美しさ、これまた尋常じゃありません。
着地のシーン、両輪同時に着地というケースはまれだろう、この場合先ず左が先に着地。
続いて右が着地、動画で見ると左右にかしぎながら着地していてとても不安定そうに見える。
もう一枚豪快な着地シーンをどうぞ。
離陸体制に入っています、フルスロットルです、ガスが付近に充満しているのがわかる。
青空の彼方に飛び去った。
プロペラ機です、この時間帯、そのままで撮ると、シャッタースピード400~500、プロペラの回転が止まって写ってしまう。
今度はどうです、プロペラが回っています、シャッタースピード125です。
一心不乱に滑走路へ集中。
最近、NHKが取材して帰ったそうだ、8月に放送とか。
どういうつもりなのかな、観光地でもないこの狭い草地に人が殺到したらどうなるか考えているのかな、無責任な紹介だけはしてほしくないと願う。
結果的に困るのは我々愛好家だ。
陽が西に傾き離陸体制の機体が金色に光る。
きれいに焼ける空に後ろ髪曳かれながら現地を離れた。
間抜けな旅人は三脚を忘れてきたのです、これ以後はスローシャッターが多くなり三脚なしでは撮影が続けられません、無念。
伊丹空港32Lエンドへのアクセス、行き方歩き方
豊中市原田中2丁目1−29
阪急宝塚線「曽根駅」から徒歩約20分。
※曽根駅にはレンタサイクルもあります
※その他、阪急曽根駅から阪急バス、阪急伊丹駅から伊丹市バスでもアクセス可能(本数が少ないので要事前チェック!)
現地にはトイレも何もないただの草っ原です、それなりの用意が必要です。
ただ、徒歩5分くらいのところにコンビニ「サンクス」があるので何かの時には頼りになる。