おふさ観音(おふさかんのん)は、奈良県橿原市小房(おうさ)町にある寺院の通称名である。
山号は十無量山。
正式名称は高野山真言宗別格本山 十無量山 観音寺。
イングリッシュローズが境内に所狭しとあふれる寺院として知られている。
バラの季節も終わり、今年も風鈴祭が開催されている。
風鈴の起源は「風鐸」といって、古代中国で、寺の軒先に吊り下げた小さい鐘のようなもの。
風に揺られて鳴る音で、魔除けになるとされました。
これが日本に仏教伝来と共に伝わり、平安貴族たちが自分の家に吊ったのが風鈴の始まりだという。
沙羅と風鈴、季節もぴったり。
今朝まで雨でした、雨に濡れたモミジも風情があっていい。
カメさんが仲よく日向ぼっこ。
昔この地にあった「恋が淵(鯉が淵)」と呼ばれる池を土地の娘”おふさ”さんが通りがかった時に白い亀の背に乗った観音様が霧の中に浮かんでいる姿をご覧になったそうです。
そこで、この地に小さなお堂を建てて観音様が奉られたのが起源だそうです。
この話にちなんで、今も境内には鯉の池や亀の池が伝わっています。
おふささんの話にあやかって、涼しげなしのぶとかめの風鈴の取り合わせ。
この時期アユの図柄も涼しげでいい。
境内には2,500を超える風鈴が吊り下げられ、それらが夏風に揺られて、涼やかな音色を一斉に奏でる様子は、まさに圧巻。
味わった人にしか分からない感動です。
やはり風鈴には青空が似合う、今朝がたまで雨だったがわずかに青空が。
ネコちゃんとしのぶ、かわいい。
日本各地から集められた風鈴の展示会や即売会も行われている。
金魚の風鈴も涼しげだ。
高硬度の紀州備長炭風鈴、いい音色を奏でています。
トトロの猫バス、子供が喜びそう。
かわいいネコちゃんです。
河内風鈴(真ん中) …瓶を溶かしてリサイクルしているそうだ。
名珍火箸風鈴、千利休の注文によって茶室用の火箸を作ったことに由来するそうで、4本の火箸をつるし真ん中に振り子が付けられています。
江戸風鈴、あざやか、すこしどぎついかな。
社務所の前では展示即売も。
こちら風流にかっぱ。
子安観音と風鈴、いい感じだね。
足元の水槽に映った風鈴、爽やかに音色とともに心地よい風が吹き渡る。
おふさ観音へのアクセス、行き方歩き方
橿原市小房町6-22
0744-22-2212
JR桜井線畝傍駅より徒歩10分
近鉄八木西口駅より徒歩12分
近鉄大和八木駅より奈良交通バス「菖蒲町四丁目」・「湯盛温泉杉の湯」・「大淀バスセンター」・「下市町岩森」行きで「小房(おぶさ)」下車徒歩5分