東大寺の鎮守社として創建の手向山八幡宮

奈良県
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東大寺を訪れても意外とここまで足を延ばす人は少ないのでは、手向山八幡宮は創建以来、東大寺に属しその鎮守社とされてきたが、明治の神仏分離の際に東大寺から独立した。

手向山は紅葉の名所として知られ、古今和歌集では菅原道真が「このたびは幣もとりあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに」と詠んでいる。

神門より入ろう。

天平勝宝元年(749年)、東大寺及び大仏を建立するにあたって宇佐八幡宮より東大寺の守護神として勧請された。
八幡宮からの分社では第一号である。

当初は平城宮南の梨原宮に鎮座し、後に東大寺大仏殿南方の鏡池付近に移座したが、治承4年(1180年)の平重衡による戦火で焼失、建長2年(1250年)に北条時頼が現在地に再建した。

どの石灯籠にも「向い鳩」の紋がはられています。
では、提灯のこの紋はなんだ。

また一つ宿題が増えてしまった。

立絵馬と共に目を引いたのが、御神紋の鳩がデザインされた鳩絵馬。

二羽のハトの真ん中にハートが描かれています。

向かい鳩の紋は、戦いの神様である八幡大菩薩の象徴です。
勝利を呼ぶ瑞鳥とされるハトですが、そこに恋愛や結婚をイメージさせるハートが描かれているのには少し驚き。

お互いに向き合う形の紋は、もうそれだけで男女の仲を想像させるものなのかもしれませんね。

住吉社 本殿(すみよししゃ ほんでん)は、鎌倉時代の創建で、国の重要文化財に指定されています。

境内は相当広い、崩れそうな塀に板戸が並べて乾してある、風情感じるね。

この塀、とても年代を感じる。

大黒殿の鈴、まさに鈴なり状態、どうやって鳴らすのかな。

手向山八幡宮へのアクセス、行き方歩き方

住所:奈良県奈良市雑司町434
電話:0742-23-4404

JR奈良駅から奈良交通の市内循環バスに乗車、「大仏殿春日大社前」下車。徒歩15分。
近鉄奈良駅から徒歩30分