奈良県 南都七大寺の面影を追って 西大寺 「西大寺」の寺名は言うまでもなく、大仏で有名な「東大寺」に対するもので、奈良時代には薬師金堂、弥勒金堂、四王堂、十一面堂、東西の五重塔などが立ち並ぶ壮大な伽藍を持ち、南都七大寺の1つに数えられる大寺院であった。奈良時代に孝謙上皇(重祚して称... 2017.02.27 奈良県
奈良県 飛鳥時代の行基瓦の残る元興寺 最古の寺といわれる飛鳥寺がルーツ。平城遷都にともない、この地に移転、南都七大寺のひとつに数えられる大寺であった。現存するのは極楽坊と呼ばれた僧房遺構。すぐ南に五重塔跡が伝わる。金堂や講堂などは「ならまち」の民家や道の下に埋もれている。東大寺... 2017.02.24 奈良県
奈良県 上ツ道のまちなみが残るならまち 上ツ道(かみつみち)は、古代日本における官道のひとつで、近世日本において同官道を元にした街道。近世においては、上街道(かみかいどう)とも呼ばれた。猿沢池からスタート。猿沢池の横には采女神社があって、鳥居を背にしてお社が建っている珍しい神社。... 2017.02.23 奈良県
奈良県 陰影の美しい町屋空間 ならまち「にぎわいの家」 大正時代、古美術商の大隅家が所有していた「奈良町にぎわいの家」。約704平方メートルの敷地内には、大正6年に建てられた木造2階建ての「主屋」や「離れ」、江戸時代後期の建築と推定される「蔵」がある。玄関を入ると吹き抜けの青空。暖簾に優しくひか... 2017.02.22 奈良県
奈良県 興福寺門跡寺院庭園 大乗院庭園 興福寺の門跡寺院である大乗院の寛治元年(1087年)創建と同時に築造された庭園は、12世紀における平重衡による南都焼討で被災し、興福寺別院である定禅院跡地に移築されたが、ここも15世紀中期の徳政一揆で荒廃したため、復興を目的に尋尊が銀閣寺庭... 2017.02.19 奈良県
奈良県 元林院町界隈 猿沢池の南西に位置する元林院町は、かつて興福寺の別院元林院があったところといわれ、江戸時代には、仏画などを描いた竹坊という絵師が住んでいたことから絵屋町ともよばれた。町内を流れる率川(いさがわ)にかかる橋は今も絵屋橋といわれている。もちいど... 2017.02.18 奈良県
奈良県 不審ヶ辻の鬼 この冬2度目の寒波到来とのことで奈良に撮影に出かけたが今回も空振りに終わった。土塀の残る高畑町、正式には「たかばたけちょう」と詠む。村内は東部の上高畠、西部の下高畠に大別され、上高畠は春日神社の禰宜町で神官や禰宜が多く住み、下高畠は奈良町に... 2017.02.15 奈良県
奈良県 庚申信仰のまち ならまちの家の軒先に赤いぬいぐるみがぶら下がっている。これは、「庚申(こうしん)さん」のお使いの申をかたどったお守りで、魔除けを意味し、家の中に災難が入ってこないように吊るしている。「庚申信仰」に関しては諸説があるが、中国の道教の守庚申とい... 2017.02.14 奈良県
奈良県 飛鳥資料館 1970年閣議において飛鳥地域の出土品などを保管するための施設の建設が決定され、数寄屋風のコンクリート建築による資料館が建てられ、1975年3月16日に開館。飛鳥時代における倭国の中心であった飛鳥地域で発掘された多くの出土品を展示するととも... 2017.02.05 奈良県
奈良県 万葉の旅 大和三山を訪ねる 畝傍山 かつては「畝火山」、「雲根火山」、「宇禰縻夜摩」とも記され、「慈明寺山」、「御峯山」などと呼ばれることもあった。万葉集の中では「瑞山」(みずやま)とも詠まれた。 江戸時代より以前は、山上に70以上もの寺院があったと指摘されている。現代でも西... 2017.02.03 奈良県
奈良県 万葉の旅 大和三山を訪ねる 天香久山 天香久山は標高は152.4メートルと三山の中では標高は2番目。他の二山が単独峰であることに比して多武峰から続く竜門山地の端にあたる。天香山神社の祭神は、櫛真智命神(くしまちのみことのかみ)。山というよりは小高い丘の印象であるが、古代から「天... 2017.02.02 奈良県
奈良県 万葉の旅 大和三山を訪ねる 藤原宮跡 我が国で初めて首都として計画的に造られた都市が藤原京。日本書紀では「新益都(しんやくのみやこ)」という表現で登場する。耳成山から藤原宮跡にむかう、ここは鎌倉時代から室町時代にかけて築かれた醍醐町環濠跡。自衛の手段を講じるために築かれた環濠集... 2017.02.01 奈良県