京都府

早春 桂離宮に遊ぶ

早春の一日、桂離宮を訪ねた。今にも春雨の降り出しそうな危うい天気だ。穂垣は表門から通用門までの間に伸びる垣根。頂部を斜めに削いだ竹の柱を等間隔に立て、間を穂竹でつないである。一般参観者は南西にある通用門から出入りする。待合室から出て、庭に向...
東海

暴風雨の御前崎

東海北陸の20名城訪問ツアー2日目、御前崎の近くで昼食をいただき灯台までやってきたが、御前崎は遠州の唐っ風と呼ばれる暴風で有名なところ、おまけに雨で散々です。海抜53m、光達19海里。多くの灯台を手がけた英国人リチャード・ヘンリー・ブラント...
東海

三重の三日月掘が見どころ 武田流城郭 小山城

今川氏の没落後、武田氏と徳川氏は大井川を境として、西を徳川氏、東を武田氏と、それぞれ駿河・遠江を領有することとなるが、武田軍は大井川を越えて山崎の砦に入り小山城を築いたという。駐車場より模擬天守を見上げる。過去に小山城に天守閣が存在した事実...
東海

同心円状に堀が巡る珍しい城 田中城

全国でも大変珍しい、同心円の形をした城郭ですが、市街化が著しくてその形状を楽しむことは困難。史跡田中城下屋敷跡、田中城の南東隅にあり、一色氏やその子孫古沢氏の屋敷跡だとも伝えられています。しかし、江戸時代後期には城主の下屋敷(別荘)が置かれ...
東海

浜松駅前 地下連絡通路 まるで巨大な灰皿

東海の名城を紹介している途中に季節の話題、修二会の記事を挟んでしまい失礼しました。今日の泊りはホテルクラウンパレス浜松(HMIホテルグループ)、先月に引き続いての宿泊です。あいにく今日は雨です。ホテルのエレベーターから浜松駅前を見渡すとまる...
奈良県

東大寺修二会(お水取り)上堂の松明を見る

修二会のシンボルのような行事、二月堂の舞台で火のついた松明を振り回す「お松明」。二月堂周辺は三脚禁止のため今回は駐車場からの撮影。7時から約40分程度の行であるが駐車場に立ち尽くしていると寒さが堪える。この松明は上堂の松明といわれ、本来は、...
東海

玉石垣が珍しい高天神城への押さえの城 横須賀城

横須賀城は徳川家康が武田氏の高天神城を締め付ける付城群の中核として、大須賀康高に命じて築いた城郭。横須賀城の特徴は他に類を見ない天竜川より運ばれた玉石垣を用いた築城法。天守閣は三層四階であった。宝永年間に起こった大地震のため湊が隆起してしま...
東海

信玄公が攻略できなかった城 高天神城

小規模ながら、山城として堅固さを誇り、戦国時代末期には武田信玄・勝頼と徳川家康が激しい争奪戦を繰り広げた。優美な山の形から鶴舞城の別称を持つ。高天神城は、山自体が急斜面かつ、効果的な曲輪の配置が施されたことで、堅固な中世城郭となっていた。か...
京都府

静御前と源義経の出会いの場 神泉苑

延暦13年(794年)の平安京遷都とほぼ同時期に、当時の大内裏の南に接する地に造営された禁苑であった。当初の敷地は二条通りから三条通りまで、南北約500メートル、東西約240メートルに及び、池を中心とした大庭園であった。また、静御前と源義経...
兵庫県

七宮神社 清盛が経ケ島築造工事進捗を願い建立

わずか半年ながら、神戸の福原に遷都した平清盛。清盛が描いた夢の跡をたどってみた。今回は清盛が経ケ島築造工事進捗を願い建立したという七宮神社。平清盛が経ケ島築造の工事がなかなか進まないのを不審に思い、調べたところ、築造に必要な土砂を取っていた...
兵庫県

安産祈願の寺 中山寺

安産祈願の霊場として皇室、源頼朝など武家、庶民より深く信仰を集める。豊臣秀吉が祈願して豊臣秀頼を授かったとされる。また、幕末には中山一位局が明治天皇を出産する時に、安産祈願して無事出産したことから、日本唯一の明治天皇勅願所となり、安産の寺と...
奈良県

二月堂夕景

木立の陰が伸び、鹿達もそろそろ家路か。残照に立つ。紅く染まる階段。いつの間にか鹿もいなくなった。春が静かに近づき、あたたかい夕陽に包まれる。いつもは騒がしい鳥たちも今日は何故か静か。裏参道、トワイライトに佇む。紅く染まる大仏殿の空。鹿と別れ...