奈良県

奈良県

初秋の秋篠寺

寺は奈良市街地の北西、西大寺の北方に位置する。奈良時代の法相宗の僧・善珠の創建とされ、地元の豪族秋篠氏の氏寺とも言われているが、創建の正確な時期や事情はわかっていない。「南門」を一歩入るとこんもりとした森の中で、都市伽藍の奈良には珍しい光景...
奈良県

秘仏宝物展と秋バラ 霊山寺

今年見納めのバラです、少し遅いかなと心配しながら霊山寺を訪れたが咲いていてくれました。天平8年(736)聖武天皇の勅願により婆羅門僧正(菩提僊那)と行基が開いたといわれる真言宗の寺。秋の午後の木漏れ日がやさしい光を投げかける。境内には十二支...
奈良県

幸田文と法輪寺

斑鳩の北の端、三井(みい)の里にある法輪寺は、聖徳太子の御子 山背大兄王創建とも伝えられ、飛鳥時代の仏像と、昭和五十年再建の飛鳥様式の三重塔で知られている。三重塔は1944年、雷火で焼失後、作家の幸田文らの尽力で寄金を集め、1975年に西岡...
奈良県

法隆寺

古代寺院の姿を現在に伝える仏教施設であり、聖徳太子ゆかりの寺院。創建は金堂薬師如来像光背銘、『上宮聖徳法王帝説』から推古15年(607年)とされる。金堂、五重塔を中心とする西院伽藍と、夢殿を中心とした東院伽藍に分けられる。明治36年(190...
奈良県

間人皇后の宮殿か 中宮寺

中宮寺は、法隆寺に隣接する、聖徳太子ゆかりの寺院。宗派は聖徳宗に属す。山号を法興山と称し、本尊は如意輪観音、開基(創立者)は聖徳太子または間人皇后とされている。表御殿 - 江戸時代後期建立の書院造。登録有形文化財。本堂、昭和43年に高松宮妃...
奈良県

秋風にコスモス揺れる 法起寺

法起寺周辺の休耕農地、約2万平方メートルがコスモスの花で彩られる。秋の斑鳩の代表的な風景。現在実際に使用されている西門。参拝する時はこの門から入る。奈良時代(文武天皇)の慶雲3年(706)頃に建立された。わが国最古の三重塔として有名。高さは...
奈良県

光明皇后創建の新薬師寺

新薬師寺という名前は「新しい薬師寺」ではなく、「霊験新たかな薬師如来さまを祀ったお寺」という意味で、西ノ京の薬師寺とは全く無関係。聖武天皇の病気平癒を祈願して光明皇后が創建された寺。本堂(国宝)堂内中央には円形漆喰塗りの仏壇を築き、中央に本...
奈良県

豪族額田部氏の氏寺 額安寺

額安寺(かくあんじ)は奈良県大和郡山市額田部寺町(ぬかたべてらまち)にある真言律宗の寺院。山号は熊凝山(くまごりさん)。本尊は十一面観音。寺名は「がくあんじ」ではなく「かくあんじ」と呼ばれている。大和川と佐保川の合流地点付近に位置する。飛鳥...
奈良県

石位寺 最古の石彫り三尊仏

大宇陀に向かう166号線は、外鎌(とがま)山と鳥見山に挟まれた峡谷に入って行く。峡谷の入口から外鎌山の西麓を粟原川に沿って続いている集落がある。桜井市大字忍阪である。この集落の中に、我が国の最古の石仏を安置していることで知られる石位寺がある...
奈良県

つるべすし弥助 『義経千本桜・鮨屋の段』

今日のお昼は 『義経千本桜・鮨屋の段』でお馴染みの「つるべすし弥助」、前回訪問時も訪れたが今回は少し詳しく報告します。つるべすし弥助は、歌舞伎「義経千本桜鮨屋の段」の舞台となった料理店。現存する鮨店では、最古のお店です。なんと、文治年間(1...
奈良県

象(きさ)の小川と桜木神社

宮滝遺跡から吉野川を渡り、御船山(みふねやま)と象山(きさやま)の間の山道を小川 に添って歩く、涼しげな小川のせせらぎを耳にしながら、木製の木末橋(こぬれはし)を渡ると、拝殿と杉の大木が目に入ってくる。天武天皇がまだ大海人皇子といわれていた...
奈良県

壬申の乱と女性たち 宮滝

青根ヶ峰の信仰天鈴55年、紀元前663年(即位前3年)、神武天皇一行は、八咫烏命に導かれ井光を通って吉野の宮瀧へ到着し、仮宮を造営する。この位置から青根ヶ峰がのぞめる。み吉野(よしの)の、青根(あお)が岳(たけ)の、蘿(こけ)むしろ、誰(た...