四天王寺に有難い夕陽を拝む

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もうすぐお彼岸です、ここ四天王寺ではお彼岸に西の海に沈む夕陽を拝して、西方極楽浄土(さいほうごくらくじょうど)を観想する「日想観(じっそうかん)」という修行が行われることで有名ですが一足早めに夕日を拝みに来た。

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七夕のゆうべin四天王寺2014

「日想観」、不思議な言葉ですね。
にっそうかん、と読んでましたが、正しくは「じっそうかん」だそうです。

お彼岸には夕日を拝むために、ここに千人以上の人が集まります。

その昔弘法大師・空海が四天王寺で真西に沈む夕日を見て、西方に極楽浄土を見いだす修行を始めたことに由来するという。

契りあれば
 なにわの里に
  やどりきて
   波の入日を
    拝みつるかな

『新古今和歌集』の歌人・藤原家隆がこの地に隠棲し、その翌年の春彼岸に夕日を見て詠まれた和歌です。

四天王寺のあるこの地域は夕陽丘と呼ばれており、昔から夕陽がとても綺麗に見える場所なのです。

先ほどまでカメラを構える人もいたりで賑わっていましたが今はひっそりとしています。

五重塔とハルカスのコラボレーションです。

五重塔は聖徳太子創建のとき、六道利救の悲願を込めて、塔の礎石心柱の中に仏舎利六粒と自らの髻髪(きっぱつ)六毛を納められたので、この塔を「六道利救の塔」という(四天王寺HPより)

日没から30分しか経っていませんが境内はひっそりと静まり返っています。

南大門から南を望む、ここには熊野権現礼拝石があり、遥か彼方の熊野を遥拝します。
四天王寺境内にはこの他に「四石」と呼ばれる4つの霊石(熊野遥拝石、伊勢遥拝石、転法輪石、引導石)があります。

西大門(極楽門)から石鳥居を望む。

日没から50分、石鳥居も静かに暮れて行きます。

いまや天王寺の顔になったハルカス。

天王寺の交差点に架かる歩道橋、家路を急ぐ人でごった返しています。

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四天王寺へのアクセス、行き方歩き方

住所:大阪市天王寺区四天王寺1-11-18
電話:06-6771-0066

環状線天王寺駅 から北へ徒歩12 分
地下鉄 御堂筋線・谷町線天王寺駅 から北へ徒歩12 分
地下鉄 谷町線四天王寺前夕陽ヶ丘駅 から南へ徒歩5 分
近鉄 南大阪線阿部野橋駅 から北へ徒歩14 分

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