甲府城は武田氏滅亡後、豊臣秀吉の命により築城された。
関東の徳川家康に対抗するための重要な戦略拠点として築かれたといわれ、徳川体制になってからは西側への備えとしての重要性を保ち続けたといわれています。
かつては20haほどの広大な城郭でした。
現在は、城跡の一部が「舞鶴城公園」「甲府市歴史公園」として開放されています。
甲府城の入り口、手前に遊亀橋、奥に謝恩塔。
鍛冶曲輪跡前の水堀に架かる遊亀橋は、明治39年(1905)に初めて架橋された。
その昔、大正7年に大正天皇の即位を記念して本丸に池を造りその中にこの舞鶴を置いて口から水を出して噴水にしていたという。
日本庭園から天守台、謝恩塔を望む。
本丸に屹立する石の塔(謝恩碑)は、天守の代用品ではない。
明治期に甲府が水害に見舞われたとき、明治天皇は復興のため皇室の山林を供与された。
これを記念して建てられた謝恩碑。
坂下門は鍛冶曲輪と天守曲輪、二の丸をつなぐ門。
築城前からあった一蓮寺の門を移築したという。
右へ曲がると鉄門(くろがねもん)へ。
本丸を守る城門・鉄門(くろがねもん)、2013年1月10日に140年ぶりに復元された。
中の門跡(なかのもんあと)、天守曲輪・本丸へ通じる門。
絵図には柵の門として描かれています。
内松陰門(うちまつかげもん)、屋形曲輪(やかたくるわ)とニの丸をつなぐ門。
明治のはじめまでは残っていたものを絵図や発掘調査の成果をもとに、平成11年に復元。
階段を上ると天守曲輪です。
天守台はあるが天守が建てられていたかは不明。
天守台上にある明治天皇御登臨之址、明治13年3月、明治天皇による山梨、三重の両県及び京都府への御巡幸が行われた。
山手渡櫓門の2階は入場無料の展示館になっている。
山手御門は、甲府城に三つあった出入口の一つ。
土橋によって堀を渡り、高石垣と土塀に囲まれた内側の高麗門と山手渡櫓門から構成される山手御門を通って、ここから南の城内(現・舞鶴城公園)に出入りできた。
しかし、明治期に破却され、今では中央線の線路で分断されています。
鍛冶屋曲門から県庁方面へ。
天守台より鍛冶曲輪門を望む。
楽屋曲輪(現・山梨県庁など)と鍛冶曲輪をつなぐ門で、明治初年まで残っていた。
現在のものは平成 8年(1996)に絵図や発掘調査の成果をもとに、復元したもの。
稲荷櫓は現在、甲府城内中唯一の櫓建造物で、江戸時代は武器庫として使われていたようですが、明治初年に甲府城が廃城となると取り壊されてしまい、市民の声に応えて復元されたもの。
稲荷櫓の階段は歩幅の広い方と狭い方の二つがあり、観光客には優しいサービス。
稲荷曲輪の2重の石垣 (稲荷曲輪石垣)、石垣を解体調査していた際に、その背後からも石垣が現れたことで、石垣を積み直しをしていたことがわかった。
稲荷櫓を下から望む。
稲荷曲輪石垣は、甲府城の北東面に位置し、中でも東面の石垣は最も高く、約17mにも及ぶ城内一の高さを誇る。
稲荷櫓へ通じる通路の眺めは中々のもの。
ここには築城以前から、一条小山の守護とも言われている庄城稲荷がありました。
現在は移転して遊亀橋の東側にあります。
数寄屋櫓跡(すきややぐらあと)[別称:巽櫓(たつみやぐら)]、城内で最も東側に建てられた櫓で、明治初年までは残っていたことが古写真でわかっています。
数寄屋櫓跡を下から見上げる。
石切場跡(いしきりばあと)、甲府城の石垣の石材はこのような岩山からも切り出しました。
岩盤の表面には、石を切り出すための古い技術が残っています。
明治時代になると、甲府城も廃城となり、明治10年前後には城内の主要な建物はほとんどが取り壊されました。
まず内城全体が勧業試験場として利用されはじめ、全国で初めてワインの量産に成功。
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甲府城へのアクセス、行き方歩き方
住所:山梨県甲府市丸の内1-5-4
JR中央線「甲府」駅南口から徒歩約5分