葵祭2014 小雨の賀茂街道

葵祭見物の穴場は賀茂街道。
加茂街道の北大路橋から御薗橋までの間の1.8キロは、両側の並木が頭上を覆い、さながら新緑のトンネルです。

樹木が直射日光を遮ってくれます見物には絶好のロケーションで観客もそう多くはありません。

関連記事:葵祭 2011  京に初夏を知らせる葵祭りを楽しむ  緑滴る糺の森で賀茂祭を観る  緑なす糺の森を散策 葵祭の歴史と文化を堪能  斎王代以下女人列御禊の儀 小雨降る上賀茂神社  神々の再生 御蔭神事 下鴨神社  新緑の下鴨神社 古式ゆかしく流鏑馬神事  十二単の着付けと王朝舞  抑えがたく燃え上がる嫉妬の炎

ところが午後からあいにくの雨模様です、比叡もガスに包まれる。

先導する京都府警のパトカーが見えてきました。
後ろに続くのは市のエコカーです。

行列の先頭は京都府警の華「平安騎馬隊」です。 
宝ケ池「京都国際会館」の近くに厩舎が在ります。

全国47都道府県に警察本部はありますが、馬に乗った警察、騎馬警官と呼ばれるものは京都府警察平安騎馬隊、皇宮警察本部騎馬隊、警視庁騎馬隊の3つ。

先頭を行く童女(わらわめ)、なにやら盛んに話しかけています。
行列の皆さんはすっかりぬれねずみです。

葵祭行列は、その最前部と最後部にそれぞれ1台の牛車が付き従います。
先頭の御所車は勅使の乗る車で藤の花を飾り牛に引かせます。

そして行列の締めくくりは女房車、この車は「桜」と「橘」の花が飾られるのが特徴です。

馬の装飾で乗っている人の位がわかるそうです。
一番目をひくのが、皮の冠をつけ、装飾もきらびやかなこのちょっと年配の馬。
乗っている人は最高位の勅使、近衛使代です。

女嬬(じょじゅう)列、食事や掃除などを司る無位の女官で自分で傘をさしている女性が女嬬です。

斎王代の腰輿の前後には、女官たちに混じって童女も数多く参列しています。

くったくないこの童女たちの笑顔を見ていると雨も忘れてしまいそう。

今年の斎王代は神戸大2年の太田梨紗子さん(20)京菓子の老舗「老松」の4代当主太田達(とおる)さんの長女。

命婦(みょうぶ)達も傘をさしての行列です。

行列が通り過ぎると皆さんさっと引き揚げます。
川を渡って地下鉄北山駅の方向へ向かう人が多いようです。
手前を少し行くと地下鉄北大路駅なんだけど。

クラブツーリズムのお勧めツアーはこちら!