多くの史跡が点在する魅力的なコース、万葉ロマンに浸りながら歩くこととする。
西大寺は奈良時代に孝謙上皇(重祚して称徳天皇)の発願により、僧・常騰を開山(初代住職)として建立された。
南都七大寺の1つとして奈良時代には壮大な伽藍を誇ったが、平安時代に一時衰退し、鎌倉時代に叡尊によって復興された。
山号は勝宝山。
現在の本尊は釈迦如来である。
本堂前には東塔跡の礎石が残る。
柿の実はならでは定番の風景だ。
秋篠寺は伎芸天像と国宝の本堂で知られる。
ここも紅葉の見ごろ真っ盛り。
きれいなフォルムの本堂、ここに伎芸天像は安置されているが、撮影禁止で画像をお見せできない。
苔で覆われた境内は、ひっそりと静寂な雰囲気に包まれている。
苔と真っ赤な紅葉のコラボレーションが素晴らしい。
静寂な秋篠寺を後に東へ向かう。
神功皇后陵
応神天皇の母であり、この事から聖母(しょうも)とも呼ばれる。
成務天皇陵
真っ赤な紅葉が印象的でした。
この辺り一帯の環境は素晴らしい、まさに墳墓の地ならでは、ここでお昼をいただいた。
垂仁天皇妃日葉酢媛命陵
里山の雰囲気の残る静かな道をのんびりと進みます。
平城旧跡の黄色いイチョウが印象的。
ススキの穂の揺れる野をさらに東へ進みます。
不退寺(ふたいじ)は、奈良市法蓮町にある真言律宗の寺院。本尊は聖観世音菩薩(業平観音とも呼ばれる)。
仁明天皇の勅願を受け、在原業平が開基したとの由緒から「業平寺」とも呼ばれる。
多宝塔-鎌倉時代のもの。
現状は宝形造単層の仏堂にみえるが、元は二層の多宝塔であった。
池に映る紅葉がきれいだ。
ウワナベ古墳の南側にあった平塚古墳の石棺
一時、付近の薮の傍ら(本堂の後)に移されていた際に、近隣の農民が石棺を砥石の代わりにして鎌を研いだために、表面が窪んでしまいました。
(刀鍛冶が刀を研いだのではないかとも言われている)
蓋は割って持ち帰ったそうです。
その後、不退寺の境内へ移転された。
奈良市のマンホールの蓋は、「奈良公園の鹿」と「市章」を中央に、周囲に「八重桜」を配しています。
佐保川を渡れば新大宮駅、約9㎞の快適な散策でした。