町中骸骨だらけ!メキシコ死者の日

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メキシコで、死者の日が近づくと、町中に死者を表す骸骨が溢れる。
家や仕事場や学校、商店、ホテル、教会、地下鉄内、道と、あらゆる場所に死者の日の飾りつけがされ、死者を迎えるための祭壇が作られる。

メキシコでは2500-3000年前から、祖先のガイコツを身近に飾る習慣があった。

また、死と生まれ変わりの象徴として、他者(多くの場合は敵)のガイコツもトロフィーの様に扱われていた。
死者の日の祝祭は地域によって様々な形で生まれ伝承されてきた。

中でも、アステカ族には冥府の女神ミクトランシワトルに捧げる祝祭があった。

やがて、死者の貴婦人、カトリーナに捧げる祝祭へと形を変え、アステカ暦の9番目の月を祝うようになった。

これは現在の8月前半にあたる。
その後、スペインからの侵略を受け、カトリックの諸聖人の日と融合して今の形になっていった。

自分の親しかった親兄弟、友達、子供など、死んだ人が、骸骨になって、死者の日に自分を訪ねてやってくるのである。

その骸骨達と楽しく過ごそうというのが、メキシコの人達の死者の日の過ごし方なのかもしれない。

死者の日には家族や友人達が集い、故人への思いを馳せて語り合う。

祝祭はカトリックにおける諸聖人の日である11月1日と翌日2日に行われる。
地域によっては、10月31日の晩も前夜祭として祝われる。

市街地はマリーゴールドの香りに包まれ、公園には露店が立ち並ぶ。

11月1日は子供の魂が、2日は大人の魂が戻る日とされ、供え物がチョコレートなどのお菓子からメスカルなどの酒に変わっていく。

日本のお盆に近い位置付けであるが、あくまで楽しく明るく祝うのが特徴である。
死を恐怖するのではなく、逆にあざ笑うというモチーフとなっている。

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