日本最大規模の登り窯


宗陶苑の登り窯は昔乍らの11室より成る巨大登り窯。
今もなお使い続けている唯一の窯元。

手造りによる製造工程や登り窯での”しごと”等の見学可。

のぼり窯とは山の斜面を利用し、細長い部屋を数室連続し、次第々に室内の容積を大きくし余熱を利用しながら焚き上げていく形状の窯のことを言う。

宗陶苑の登り窯は日本最大級のもので、現在もフル活動している。

全十一室からなり、長さ30m、巾15m、高さ3.5m。
その巨大窯をいまもなお年に数回焼き上げている。

表面に釉薬を使用する場合は製品の均一という点でこの炉窯が優れている。

交通が発達するまでは、消費地に近い、製品の原料となる粘土、燃料、水が豊富な場所が立地に選ばれた 。

かおり風景100選

日本六古窯の一つに数えられる信楽焼は、742年に聖武天皇が紫香楽(現在の信楽町)に遷都された際に瓦が焼かれたのが原点とも言われている。

それを今に伝える「登り窯・穴窯」から立ちのぼる煙のかおりは、その歴史と文化を彷彿とさせる。

町内には、その歴史に触れることのできる県立陶芸の森、信楽伝統産業会館などの施設がある。

焼成温度は一般に最高で1300℃前後に保たれ、約60時間焼くのが普通。

温度管理は職人の勘によって行われるが、かなりの練達を要する。

具体的には一番下の大口と各焼成室に設けられた小口からの投薪を使い分け、焼成段階に分けて微妙に温度調整を施す。

この作業が丸2昼夜続くことになる。水分を飛ばすための予備段階である焙りを終えた後の本焙りでは大口に薪を投入し、ゆっくりと窯の温度を上げていくが、目標とする温度である1300℃に達するには約1日ほどかかる。

この際に、のぞき窓から見ると焼き物は熱せられて透明感のあるオレンジ色ないし白に近い黄色になる。

焼成の際は、周囲に黒煙がもうもうと立ち込め、壮観。

とりわけ穴窯は燃焼ガス(炎)が窯内を直進し、連房式登窯とは違い、窯内で対流が無い為、火のあたり加減と灰のかかり具合によって作者も予期しない模様や色に焼きあがるため、味があり、同じものは決して二つとしてできないといわれている。

登り窯を使って焼かれた陶器独特の有機的かつ微妙な仕上がり具合は「景色」と表現されることもある。
燃料にはマツが主に使われる。

窯全体が煙突の役目をし、次・次の部屋で余熱利用していく事により燃料と時間を節約し、多量に生産できる所に利点がありましたが、現在では炎のなせる不揃い、高等技術を要する上に重労働、回転率の悪さ、小まわりがきかない等、一種品目の大量生産には不向きな為、ほとんど使用されなくなっている。

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