奈良県

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高取城の護り五百羅漢

西国三十三所巡礼の札所であり、眼病封じのお寺としても知られる『壷阪寺』。本堂から1キロ余、山径を東へ廻ると高取山の山中、高香山に奥ノ院がある。堂字は残されていないが、五百羅漢両界曼荼羅の石仏像があり幽玄な趣が漂っている。この山道は大淀古道の...
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観音霊場壺坂寺の諸仏

草創については不明な点が多いが、伝承によれば大宝3年(703年)に元興寺の弁基上人により開かれたとされる。京都の清水寺の北法華寺に対し南法華寺といい、長谷寺とともに古くから観音霊場として栄えた。多聞天立像、木造・古色 像高156.2cm 平...
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壺坂寺 冬の早朝

奈良時代の創建と伝えられる町内屈指の古刹で、清少納言も『枕草子』の中で「寺は壷坂、笠置、法輪」と、1番に名をあげ、賞賛しているほど。外気がピリリと肌に刺さる寒い冬の日でした。右画像、遠景は天竺渡来大観音石像、昭和58年3月 開眼 全長20m...
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石畳の旧柳生街道「滝坂ノ道」を歩く

奈良から春日山を越えて、忍辱山(にんにくせん)円成寺を通り西から柳生へ至る、通常「旧柳生街道」と言われている道の途中が「滝坂ノ道」で、風流な石畳の道だが少ししんどい山道だった。日曜日の奈良公園は家族連れも多く子供たちが鹿と戯れる姿が見受けら...
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般若寺にコスモスをたずねる

軽井沢をシリーズ展開中だが、季節の話題をひとつ。奈良に初秋の花をたずねた、コスモス、ヒガンバナ、ハギと、期待は大きいのだが当日の奈良市内は大渋滞で予定が大幅にくるってしまった。先ずコスモス寺として名高い般若寺を訪問、予想以上に草丈が伸びてい...
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下ツ道を行く 東の平田家訪問記

江戸時代中期以降「八木の札の辻」界隈は、伊勢参りや大峯への参詣巡礼などで、特に賑わっていたと推測されています。おふさ観音に行くのに八木駅前の観光案内所で道を訊ねたらこの道を教えられた。なんとこの道は誰でも知っている下ツ道ではないか。札の辻と...
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涼やかな音色に誘われ「おふさ観音 風鈴祭」

おふさ観音(おふさかんのん)は、奈良県橿原市小房(おうさ)町にある寺院の通称名である。山号は十無量山。正式名称は高野山真言宗別格本山 十無量山 観音寺。イングリッシュローズが境内に所狭しとあふれる寺院として知られている。バラの季節も終わり、...
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司馬遼太郎もお気に入りという二月堂裏参道

奈良、東大寺大仏殿の裏参道、そう呼ばれる石畳と土塀の小道は「東大寺で一番美しい」と地元の方も絶賛。二月堂から右手の坂を下ると東大寺の裏手に出ます。この坂はお勧めの美しい坂です。少し下ったあたりで、二月堂を振り返ってください。写真家入江泰吉が...
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お気に入りの二月堂界隈

二月堂は、東大寺金堂(大仏殿)の東方、坂道を上り詰めた丘陵部に位置する、十一面観音を本尊とする仏堂である。すぐ南には三月堂の通称で知られる法華堂がある。これらの堂が所在する一画を「上院」(じょういん)と称し、大仏開眼以前から存在した、東大寺...
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東大寺の鎮守社として創建の手向山八幡宮

東大寺を訪れても意外とここまで足を延ばす人は少ないのでは、手向山八幡宮は創建以来、東大寺に属しその鎮守社とされてきたが、明治の神仏分離の際に東大寺から独立した。手向山は紅葉の名所として知られ、古今和歌集では菅原道真が「このたびは幣もとりあへ...
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華厳世界に建つ東大寺大仏殿

創建から2度にわたって焼失、鎌倉と江戸時代に再建された。江戸期には柱とする材が調達できず、芯となる槻(つき)を檜板で囲い、鉄釘と銅輪で締めて柱とした。そのため、創建時に11間(けん、86m)あったが7間(57m)となった。現在でも世界最大級...
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子供の日優雅に萬葉雅楽会

もう一編、季節の話題を挟ませていただきます。子供の日、藤が見頃を迎えた春日大社万葉植物園で萬葉雅楽会が開かれた。5月5日は「こどもの日」。「端午の節句」とも言いますが、この日は軒先にショウブとヨモギを飾り、風呂に入れる風習があります。萬葉植...