京に初夏を知らせる葵祭りを楽しむ

京都府
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この記事は誤って消去してしまった記事の再掲です。
画像は2012年5月16日訪問時のものです。

2012年の葵祭は5月15日が雨であったため、翌日に順延して開催避けた。
今までいろいろな場所から葵祭を見てきたうえで、今年の葵祭の行列はいつもと違うところで見てみたいと思い今回の参観となった。

見る場所については各種解説されているのでそちらを見ていただくとして、今回は祭りの舞台裏とでも言うような場所から参観した。

関連記事:葵祭 2011  緑滴る糺の森で賀茂祭を観る  緑なす糺の森を散策 葵祭の歴史と文化を堪能  斎王代以下女人列御禊の儀 小雨降る上賀茂神社  神々の再生 御蔭神事 下鴨神社  新緑の下鴨神社 古式ゆかしく流鏑馬神事  十二単の着付けと王朝舞  抑えがたく燃え上がる嫉妬の炎

まず御所の配置図。
時代祭は御所の一番南の建礼門の前からスタートするが、葵祭は御所西側の清所門、宜秋門からスタートする。
しかも、御所の中からのスタートである。

清所門、宜秋門のどちらから誰がスタートするか全く未知の状態で、まず清所門の前で待つこととした。
御所の中では祭りの参加者が報道の取材を受けている。

宜秋門の北側にあるのが清所門。
清所門は、瓦葺きです。
御所の参観を申し込めばここから中に入れてくれます。

入り口では、都道府県警とは別の、皇宮警察本部に所属する皇宮護衛官というおまわりさんが、御所を護っている。
清所御門は皇子女の参内初めに用いられたほか、御台所御門ともいわれるように御所の勝手口といえる通用門である。

まず最初に出てきたのが紫の藤の花で飾られた御所車。
賀茂祭が葵祭の名で呼ばれるのは牛車(ぎっしゃ、御所車)、行列に加わる勅使などの人物や牛馬にいたるまですべてを「フタバアオイ」の葉で飾ることに由来します。

出発前の牛童(うしわらわ)。
お母さんたちは記念写真の撮影に余念がない。

牛童に撮影の指示を出す報道のカメラマン達。

行列の出発を待つ間待機する御所車、牛。
待つ間出発の様子を聞いてみると、どうやら行列の大半は一つ南の宜秋門から出発するらしいことがわかり、急遽移動。

宜秋門前から先ほどまでいた清所門を見る。
ここにいれば、宜秋門からの出発風景と清所門を出発した行列の両方を見れるわけだ。

参観者の中に日傘をさしている人を見かけるが、大勢の人がひしめき合って見ている場所で一人だけ日傘をさすというのはいかにも非常識。
中年のおばさんに特に多い。

日傘を使用される人は一歩下がってみる等、周囲の邪魔にならないように。

宜秋門前は行列の出発が住むとすぐに閉じられた。
西側の一番南にあるのが、この宜秋門。

宜秋門は公家門、唐門ともいわれ、摂家、親王、門跡、公家等が用いた。
京都御所は、春と秋に一般公開さるがその時の入場門となる門。

出発を待つ命婦列。

見学者の中から命婦の一人に何か質問゛たされた様子で、一瞬和やかな雰囲気に。

腰輿(およよ)に乗り出発を待つ斎王代。
このまま炎天下じっと20~30分待つ。
行儀見習いとして奉仕する童女(わらわめ)も静かに待つ。

ちなみにこの日の斎王代の衣装は

【衣装】五衣装唐衣(いつつぎふからぎぬ)に小忌衣(おみころも)
【髪】おすべらかし
【頭】金属製の飾り物「心葉」
【額の両側】「日陰糸」の飾を下げます
【手】「桧扇(ひおうぎ)」
【懐】「帖紙(たとう)」

・十二単衣の重さは30Kg着付係2名でも3時間弱とか)
・斎王代が乗っているのは腰輿(およよ)
四方が開いていて御簾(みす)が取り付けてあるそうだ。
それで呼び名を四方輿とも言われる。

葵祭は斎王代が主役と思われがちだが祭りの主役は勅使代である。
源氏物語中、光源氏が勅使を勤める場面が印象的である。

参照:抑えがたく燃え上がる嫉妬の炎

賀茂祭(葵祭)に先立って禊が行われる日、一条の大路は名高い光源氏を一目見んものと大勢の人々でにぎわっていた。

六条御息所も気晴らしに、そっと源氏の行列姿を眺めようと思って、人目を忍んでわざと粗末な車に乗って、伴の車も連れずに出かけました・・・・・・

長時間の待ちに牛童も退屈気味。

建礼門の前を進む行列。

十二単(じゅうにひとえ)で腰輿(ようよ)に乗る斎王代と斎王列、それに従う女人たちの列 。
馬36頭、牛4頭、総勢約500名、まさしく平安絵巻の優雅で華やかな王朝行列が約1km続きます。

左が建礼門、この門は、本来天皇陛下のみが用いられる門ですが、近年は国賓として来日した外国の元首も通られる。

行列はこの後建礼門を右に折れ、境町御門へ向かう。
前方に如意ヶ嶽の大文字が見える。

有料観覧席は昨日の雨で一日順延されたため、御覧の通りのがらすき。

観覧席は5~6列あり、中でも前列~2列目の席が運良く取れれば撮影にも良環境。
3列目ともなるとほとんど見えないので、オススメは道端での見物。

それにしても、観覧席に傾斜をつける等のサービスが望まれる。

この日の一つの見どころは行列を先導する京都府警察平安騎馬隊の女性警官。
見学していたおばあちゃんが、「近頃のおなごはんはあんな仕事をしてえらいなァ」
「おばあちゃん乗りたいか?」「おおこわ」

松ヶ崎の厩舎では厩舎見学、体験騎乗もやっているようなので一度挑戦してみたら。
葵祭参観の楽しみ方をざっとまとめると以下の通り。

有料観覧席近辺での参観は葵祭の解説も聴けるのでおすすめ。
丘になっている凝華洞跡も見やすいため人気の高い場所ですが、行列が歩き始めても十分観覧スペースはあります。

加茂街道の北大路橋から御薗橋までの間の1.8キロは、両側の並木が頭上を覆い、さながら新緑のトンネルです。
道路は片側1車線なので広くはなく、樹木が直射日光を遮ってくれます。
見物には絶好のロケーションで観客もそう多くはありません。
木漏れ日の中、間近に行列を見ることができます。

加茂街道は葵祭見物の穴場といってもいいかも知れません。

上賀茂神社では、有料観覧席が予約制でなく、当日販売される。
11時頃に現地に行き、まず最前列を確保しておいて太田神社のカキツバタを見に行くというのが最高のスタイルか。

街中で見る行列は趣が殺がれます。
建物、看板、電柱に電線。
その他諸々で背景が大変煩わしいからです。

写真を撮るために行列が進む車線とは反対側の歩道にいると、目の前を普段通りに車が行き来します。
興味深いのは、葵祭に先立って12日に行われる下鴨神社の御蔭祭(みかげまつり)。
「東游(あずまあそび)」という舞が有名だが、山中の社から若い「荒御魂(あらみたま)」を迎え、下鴨神社の神霊と一体になる…という、祭りの原始を垣間見る祭礼だ。

生命の復活や春の訪れといった自然のめぐりを象徴しているように思われる。
斎宮の仕事は精進潔斎して神に仕えることで、多くは生涯独身だったが、中には天皇の妻となって皇后位にのぼった女性や臣下に降嫁した人もいた。
そんな斎宮はどんな生活をしていたのか近々取材予定です。

クラブツーリズムのお勧めツアーはこちら!

葵祭のアクセス、行き方歩き方

下鴨神社公式サイト

上賀茂神社公式サイト

京都市観光協会公式サイト

京都御苑…京都市上京区京都御苑23
下鴨神社…京都市左京区下鴨泉川町59
上賀茂神社…京都市北区上賀茂本山339

お問合せ先
下鴨神社 075-781-0010
上賀茂神社 075-781-0010
京都市観光協会 075-752-0227(左京区 平安神宮向い 9:00~17:00 毎日)

出町柳駅から京都バス32 34~37 市バス4 上賀茂神社前バス停下車すぐ(上賀茂神社)
出町柳駅下車 徒歩約10分(下鴨神社)
神宮丸太町駅・出町柳駅下車 徒歩約10分(京都御所)

スタート地点:京都御所 10時30分
地下鉄丸太駅から徒歩数分

コース途中:丸太町通り→河原町通り 10時50分~
京阪電車 神宮丸太待町駅から徒歩数分

コース途中:今出川通り 11時15分
京阪電車 出町柳駅

1回目ゴール:下鴨神社 11時40分
京都駅から市バス 4系統・205系統で約35分

2回目スタート:下鴨神社 14時20分
コース途中:北大路通り 北大路 14時55分
地下鉄烏丸線 北大路駅から徒歩数分

2回目ゴール:上賀茂神社 15時30分
京都駅から市バス 4系統で上賀茂神社下車
北大路駅から市バス 37系統、3系統