神社仏閣

奈良県

二月堂夕景

木立の陰が伸び、鹿達もそろそろ家路か。 残照に立つ。 紅く染まる階段。 いつの間にか鹿もいなくなった。 春が静かに近づき、あたたかい夕陽に包まれる。 いつもは騒がしい鳥たちも今日は何故か静か。 裏参道、トワイライトに佇む。 紅く染まる大仏殿...
京都府

冬の洛北 大原の散策 寂光院

寂光院は山号を清香山と称する。 寺号は玉泉寺。 本尊は地蔵菩薩、開基(創立者)は聖徳太子と伝える。 平清盛の娘・建礼門院が、平家滅亡後隠棲した所であり、『平家物語』ゆかりの寺として知られる。 草生を見渡すことのできる寂光院の東の背後の高台に...
京都府

宝泉院 京都大原・額縁庭園のお寺

大原のひっそりとした山に佇む宝泉院は隣の勝林院の塔中寺院で、かつては修行僧が住む場所であった。 その歴史の中では、無住寺の時も長く、荒れた庭に堂々と五葉の松が立っていたそうだ。 その様子を詩人 高浜虚子は「大原や 無住の寺の 五葉の松」と詠...
京都府

冬の三千院

三千院は天台宗の寺院で、山号は、魚山。本尊は薬師如来、開基は最澄です。 現在の名称は「梶井三千院門跡」となっている。 雪の三千院を訪れた時の記事です「雪の三千院もいいもんです」 三千院が大原にあって、三千院と呼ばれるようになったのは、意外に...
東海

信康山 清瀧寺

徳川家康が、織田信長に処断を迫られ自ら切腹を命じた嫡男松平信康のために建立した寺。 信康は信長の娘徳姫と結婚したが、謀反の嫌疑をかけられ22歳の若さで政略の犠牲となった。 境内奥に信康廟があります。 清瀧寺山門。 清瀧寺(浄土宗)は、京都の...
東海

豊川稲荷(妙厳寺)

境内に祀られる鎮守の稲荷(吒枳尼天)が有名なため、一般には「豊川稲荷」の名で広く知られる。 豊川稲荷は神社ではないものの、商売繁盛の神として知られており、境内の参道には鳥居が立っている。 また、日本三大稲荷の1つとされる。 総門、総欅造り、...
和歌山県

淡嶋神社で針供養

流し雛で有名な加太の淡嶋神社で8日、針供養が行われた。 この日は朝から多くの女性が参拝に訪れています。 同神社は、人に裁縫を伝えたとされる少彦名命(すくなひこなのみこと)をまつっており、毎年恒例の針供養は江戸時代中期から続いているという。 ...
京都府

東福寺塔頭 光明院に「波心庭」を訪ねる

東福寺塔頭。 1391年(明徳2)金山明昶の開創。 方丈前の庭園、波心の庭を訪れる。 池泉式の枯山水で、州浜型の枯池に三尊石組を配し、背後にサツキやツツジを雲紋になぞらえて刈り込み、雲の上に茶亭蘿月(らげつ)庵があり、月が昇る姿を形どる。 ...
京都府

秘められた京の美を訪ねる 東福寺塔頭 龍吟庵 特別公開

今回訪れたのは東福寺の第三世住持・大明国師(だいみんこくし)の住居跡で、東福寺塔頭の第一位に置かれている龍吟庵です。 渓谷・洗玉澗(せんぎょくかん)に架けられた橋廊・偃月(えんげつ)橋を渡って龍吟庵にいたる。 尚、この偃月橋も重要文化財に指...
京都府

京の冬の旅 秘仏 毘沙門天 福寺塔頭勝林寺

勝林寺は、東福寺の鬼門に位置することから「東福寺の毘沙門天(びしゃもんてん)」と呼ばれる塔頭寺院で、1550年の創建。 本堂は大壇那であった近衛家の大玄関を移して建立され、境内には一切経を埋めた石塔が建てられている。 毘沙門堂に安置する毘沙...
京都府

京の冬の旅 非公開文化財特別公開 智積院

京都市観光協会主催「京の冬の旅 非公開文化財特別公開」として、通常拝観では非公開となっている宸殿 堂本印象襖絵 他が公開されています。 長谷川等伯筆「楓図」(国宝)や、その息子・久蔵(きゅうぞう)の筆による「桜図」(国宝)は、かつて豊臣秀吉...
京都府

法住寺 後白河院政の舞台

後白河上皇が院政を行った法住寺。 かつては「法住寺殿」と呼ばれ、一帯に広大な敷地を有していた。 境内には後白河法皇像が安置されていて、4月27日~5月7日に一般公開(予定)が行われる。 その敷地は十余町、平家をうしろだてにした上皇の権威で、...