神社仏閣

大阪府

南北朝の哀史をとどめる金剛寺

山号は天野山(あまのさん)。 高野山が女人禁制だったのに対して女性も参詣ができたため、「女人高野」とも呼ばれる。 鎌倉時代末期には100近い塔頭があり、後醍醐天皇と近しい関係を築き、南北朝時代には観心寺と共に南朝方の一大拠点となった。 延元...
四季の花

ボタン咲くころ

長谷寺は朱鳥元(686)年、僧道明上人が天武天皇のために銅板法華説相図(国宝)を西の岡に安置したことが始まりという。 仁王門を抜け、本堂へと続く登廊(重要文化財)は399段に渡る石段になっており、天井には楕円形の灯籠が吊られている。 登廊は...
大阪府

我が国 最小の塔 慈眼院の多宝塔

南北朝の正平8年(1353年)、戦火を受けて焼失。その後、後村上天皇と後亀山天皇の勅命により再興された。 慈眼院の位置する日根荘(ひねのしよう、日根野荘)は、五摂家の1つである九条家の荘園であった。 文亀元年(1501年)から4年間、前関白...
歴史を訪ねる旅

花に包まれて

桜の時期に石山寺を訪れた、伝承では、寛弘元年(1004年)、紫式部が当寺に参篭した際、八月十五夜の名月の晩に、「須磨」「明石」の巻の発想を得たとされる。 袿(うちき)姿で物語の構想を練る紫式部。 後ろにちょこんと顔を出しているのは、娘の賢子...
大阪府

三十三石仏 延命寺

延命寺は大阪府河内長野市の真言宗御室派の寺院。 山号は薬樹山。 弘仁年間(810年~824年)、空海が地蔵の石仏を刻んで本尊としたのが当寺の始まりとされる。 寛永16年(1639年)に、この地に生まれた浄厳が伽羅山延命寺に寺号を改め中興する...
京都府

金運/良縁/厄除け/学業/芸能のパワースポット

社名の「車折」については、ある人が牛車に乗ったまま社前を通った所、突然車が裂けてしまったためとも、後嵯峨天皇の大堰川遊幸の際、社前で突然車が前に進まなくなったので、不思議に思って社の者に問うた所、頼業公を祀ると答えがあったので、還御の後に「...
京都府

隠れ紅葉の鹿王院で青もみじを独り占め

このモミジの参道を独り占め、誰もいません、もったいない。 庭園は客殿の南に広がり、舎利殿を中心とした平庭枯山水。 建造物と一体となり、かつ嵐山を借景として、樹木・石の配置を含めて見応えのある庭園です。 面積は1,895平方メートル。 鹿王院...
京都府

梅宮大社は花盛り

全国の梅宮神社の総本社。 式内社(名神大社)、二十二社(下八社)の一社で、旧社格は官幣中社。 現在は神社本庁に属さない単立神社。 旧称は「梅宮神社」。神紋は「橘」。 四姓(源平藤橘)の1つの橘氏の氏神として知られる神社。 元々は奈良時代に南...
京都府

安産守護のお社 月読神社

一般にツクヨミ(月読尊)は、『古事記』『日本書紀』の神話においてアマテラス(天照大神)の兄弟神として知られるが、月読神社祭神の神格はその記紀神話とは別の伝承で伝えられた月神であると考えられている。 『日本書紀』顕宗天皇3年2月条における月読...
京都府

遅かりし松尾大社のヤマブキ

今年は花の盛りがあまりにも早くついつい時機を逸してしまう。 この垂れ下がっているのが、脇勧請です。 脇勧請は、榊の小枝を束ねたものです。 榊の束は、十二(閏年は十三)あります。 月々の農作物の出来具合を占った太古の風俗を、伝えていると言われ...
大阪府

ヤマボウシとかわいい子供の石像たち

新緑のきれいなな季節、河内長野の興禅寺を訪れた。 境内には大きな蓮池があり、千年以上前から咲き続けているという斑蓮が有名。 現在では全国に数箇所しかない珍しい種類のもの。 行基が開いたとされる曹洞宗の寺院。 蓮池の周りをぐるりと囲んで並ぶ多...
北陸

春雪にびっくり 白山平泉寺訪問記

見地の人もびっくりの突然の雪です。 雪と桜が同時に見れるというハプニングに見舞われた。 福井からえちぜん鉄道に乗車、途中からちらちらと積雪が見られた、ところが勝山に着いてみるとなんと白銀の世界ではないか。 参道にはほとんど人影もなく静かな雪...