歴史を訪ねる旅

奈良県

日本書紀 斉明朝の奇妙な記述

蘇我氏暗殺の現場に居合わせた女帝については余り芳しくない記述が多く、例えば正史の書記が、重祚した年の夏五月条と七年五月条でそれぞれ、 庚午の朔に、空中にして龍に乗れる者あり。貌、唐人に似たり。 青き油の笠を着て、葛城嶺より馳せて生駒山に隠れ...
奈良県

万葉人のくらし

万葉人はどのように暮らし、どんな恋をし、どんなふうに四季の移ろいを眺めたのでしょうか。 奈良県立万葉文化館の展示からそのあたりを探ってみる。 先ず市の様子。 ここでは台所用品を売っているようです。 左側の茶色のが土師器、右側の灰色のが須恵器...
奈良県

飛鳥坐神社

創建の由緒は不詳であるが、『出雲國造神賀詞』に「賀夜奈流美命ノ御魂ヲ飛鳥ノ神奈備ニ坐テ皇孫命ノ近守神ト貢置」とあり、大国主神が皇室の近き守護神として、賀夜奈流美命の神霊を飛鳥の神奈備に奉斎したとある。 また、当社地が天照大神を初めて宮中の外...
奈良県

犬養万葉記念館

文化功労者・明日香村名誉村民であり、「犬養節」で万葉ファンに親しまれた、故 犬養孝氏の業績を顕彰する記念館。 旧南都銀行明日香支店の店舗蔵造りの外観を残す。 万葉に関わる図書を約8,000冊用意しており、万葉集とはどのようなものなのかと思わ...
歴史を訪ねる旅

額田王・鏡王 謎に包まれた万葉の恋歌

幼い少女の額田王が宮廷に入ったのは、おそらく皇極天皇の時代のことだったのではないだろうか。 地方豪族の娘から選ばれて天皇に近侍する采女としてであった、ともいわれる。 皇極天皇は、中大兄皇子が、中臣鎌子ら同志とともに、飛鳥板蓋宮の大極殿で蘇我...
奈良県

万葉集と古代史の謎を訪ねて

古代史も新しい事実や解釈が出てきて面白くなってきた。 日本書紀などは改竄もあり得るが万葉歌は改竄しようがなく面白い世界だ。 謎を求めて小雨の飛鳥を散策した。 最初に訪れたのは奈良県立万葉文化館、日本最古の歌集『万葉集』をテーマとする。 『万...
大阪府

なんば八坂神社

創建年代は不明、社伝によれば古来「難波下の宮」と称し難波一帯の産土神だった。 後三条天皇の延久(1069年から1073年)の頃から祇園牛頭天王(ごずてんのう)をお祀りする古社として世間に知られていた。 獅子舞台という大きな獅子の頭の形をした...
和歌山県

総本山金剛峯寺

「金剛峯寺」という寺号は、明治期以降は1つの寺院の名称になっている。 しかし金剛峯寺の山号が高野山であることからも分かるように、元来は真言宗の総本山としての高野山全体と同義であった。 空海が時の嵯峨天皇から高野山の地を賜ったのは弘仁7年(8...
和歌山県

高野山のメインスポット、奥の院

和歌山県にある真言宗の総本山・高野山。 数多くの歴史上の人物や全国の藩主・大名の墓、珍しい形の墓や供養塔があるのが「奥の院」と呼ばれる場所。 Wikipediaによれば戦国大名の6割以上の墓がここにあるとのこと。 参道が作られたのは平安時代...
和歌山県

高野山宿坊へ 目の前は壇上伽藍

宿泊した西禅院(さいぜんいん)は、高野山根本大塔の裏側に位置、総本山金剛峯寺にも歩いて5分ほどの距離。 お寺の境内からも根本大塔が見えます。 西禅院は「昔ながらのスタイル」を踏襲している。 トイレやお風呂は共用であり、部屋には鍵がなく、部屋...
アジサイ

女人高野へ

橋本で「天空」に乗り換え。 「戦国BASARA×南海電鉄 夏の陣 ~真田ゆかりの地へいざ出陣~」と題して、こうや花鉄道「天空」車両に連結している自由席車両に、『戦国BASARA 真田幸村伝』の登場武将をラッピングして運行! ワンビュー座席、...
九州

日本三大墓地 宗氏の菩提寺 万松院

その規模は大大名なみの規模で、金沢市の前田藩墓地、萩市の毛利藩墓地とともに日本三大墓地の一つとも言われている。 対馬府中藩宗氏の菩提寺であり、歴代藩主の墓所は、国の史跡に指定。 境内の大スギは樹齢1200年といわれ、長崎県指定天然記念物とな...