近畿

京都府

「菅公御産湯の井」の残る菅原院天満宮神社

菅原院天満宮神社は、地下鉄「丸太町駅」を出て烏丸通(西側)を北へ徒歩3分ほど。 京都御苑の下立売御門の向かい側にある。 この地は、菅原道真の曽祖父・菅原古人(ふるひと)の邸宅「菅原院」であったところ。 道真没後は、菩提を弔うために広大な寺院...
兵庫県

悲劇の幼帝安徳帝内裏跡伝説地

それは山陽電鉄のガードをくぐり歩きづらい急な坂道を登りきったところにある。 東西を深い谷に刻まれ、鉄拐山の急斜面に守られた要害の地だ。 安徳天皇は平清盛の娘、建礼門院徳子を母として生まれ、壇の浦の戦いで平家滅亡とともに祖母二位尼に抱かれて海...
兵庫県

現光寺 光源氏がわび住まいの地

源氏物語ゆかりの地、光源氏がわび住まいをしていたとされた地を訪ねてみる。 『源氏物語』で「海づらはやや入りて、あはれにすごげなる山中なり」(海岸から少し入り込んでいて、身にしみるほど寂しい山中である)と描写されたこの地に寺院が建てられたのは...
京都府

初春の当尾(とおの)の里 石仏めぐり

三寒四温というが今日は雨の予報で温かい、光線もきつくなく絶好の写真日和だ。 久し振りに当尾(とおの)の里に出かけた。 以前の記事は下記の通り。 当尾のあじさい寺 岩船寺 小田原山 浄瑠璃寺 「石仏の里」当尾(とうの)の仏像巡り 枝の雨粒が素...
京都府

早春 桂離宮に遊ぶ

早春の一日、桂離宮を訪ねた。今にも春雨の降り出しそうな危うい天気だ。 穂垣は表門から通用門までの間に伸びる垣根。 頂部を斜めに削いだ竹の柱を等間隔に立て、間を穂竹でつないである。 一般参観者は南西にある通用門から出入りする。 待合室から出て...
夜景

東大寺修二会(お水取り)上堂の松明を見る

修二会のシンボルのような行事、二月堂の舞台で火のついた松明を振り回す「お松明」。 二月堂周辺は三脚禁止のため今回は駐車場からの撮影。 7時から約40分程度の行であるが駐車場に立ち尽くしていると寒さが堪える。 この松明は上堂の松明といわれ、本...
京都府

静御前と源義経の出会いの場 神泉苑

延暦13年(794年)の平安京遷都とほぼ同時期に、当時の大内裏の南に接する地に造営された禁苑であった。 当初の敷地は二条通りから三条通りまで、南北約500メートル、東西約240メートルに及び、池を中心とした大庭園であった。 また、静御前と源...
兵庫県

七宮神社 清盛が経ケ島築造工事進捗を願い建立

わずか半年ながら、神戸の福原に遷都した平清盛。 清盛が描いた夢の跡をたどってみた。 今回は清盛が経ケ島築造工事進捗を願い建立したという七宮神社。 平清盛が経ケ島築造の工事がなかなか進まないのを不審に思い、調べたところ、築造に必要な土砂を取っ...
兵庫県

安産祈願の寺 中山寺

安産祈願の霊場として皇室、源頼朝など武家、庶民より深く信仰を集める。 豊臣秀吉が祈願して豊臣秀頼を授かったとされる。 また、幕末には中山一位局が明治天皇を出産する時に、安産祈願して無事出産したことから、日本唯一の明治天皇勅願所となり、安産の...
奈良県

二月堂夕景

木立の陰が伸び、鹿達もそろそろ家路か。 残照に立つ。 紅く染まる階段。 いつの間にか鹿もいなくなった。 春が静かに近づき、あたたかい夕陽に包まれる。 いつもは騒がしい鳥たちも今日は何故か静か。 裏参道、トワイライトに佇む。 紅く染まる大仏殿...
京都府

冬の洛北 大原の散策 寂光院

寂光院は山号を清香山と称する。 寺号は玉泉寺。 本尊は地蔵菩薩、開基(創立者)は聖徳太子と伝える。 平清盛の娘・建礼門院が、平家滅亡後隠棲した所であり、『平家物語』ゆかりの寺として知られる。 草生を見渡すことのできる寂光院の東の背後の高台に...
京都府

宝泉院 京都大原・額縁庭園のお寺

大原のひっそりとした山に佇む宝泉院は隣の勝林院の塔中寺院で、かつては修行僧が住む場所であった。 その歴史の中では、無住寺の時も長く、荒れた庭に堂々と五葉の松が立っていたそうだ。 その様子を詩人 高浜虚子は「大原や 無住の寺の 五葉の松」と詠...