歴史を訪ねる旅

九州

遠の朝廷と防人を訪ねて①

古代史と万葉集の史跡を訪ねる旅、今回は九州遠征。 大宰府万葉歌碑めぐりにそって数回に分けてお届けします。 冬型の強い季節風の吹き荒れる日南港を船出、おまけに数日前から風邪をひいており絶不調。 664年、唐と新羅の攻撃に備えて全長1.2kmに...
兵庫県

姫路市書写の里・美術工芸館

1994年に開館。本館は書写山圓教寺をイメージさせる大屋根、瓦葺の外観。 展示室は6室あり、「展示室A」では郷土出身の元東大寺管長・清水公照の作品や愛蔵品を常設展示する。 はりこの絵付けなど体験コーナーもある。 左の階段スペースには 約30...
歴史を訪ねる旅

念仏小僧と羅漢像 西教寺

寺伝では、聖徳太子(574-622)が創建し、のちに天智天皇(626-671)から西教寺の勅願(ちょくがん)を賜わり、平安時代に延暦寺中興の祖良源(りょうげん)(913-985)が、続いて横川の源信(げんしん)(942-1017)が庵を結ん...
歴史を訪ねる旅

明智光秀が再興に尽くした 西教寺

光秀は、本能寺の変で主君織田信長を討ち、非道な逆賊のイメージが強い。 だが、領地の近江坂本周辺では、善政を敷き、教養に秀でた名君として、今も住民らに慕われている。 坂本城から移築されたという総門、堂々とした構えで、騎馬武者がくぐれる高さとい...
東海

外宮逍遥

北御門(きたみかど)口(裏参道)は火除橋の手前に手水舎がある。 明治以前はこちらが正面入り口でしたが、伊勢市駅が出来、現在では裏参道になっている。 手水舎で手を洗い口をすすぎ身も心も清めて、表参道を進むと正面に第一鳥居がある。 第一鳥居をす...
和歌山県

黒牛潟今は塗り物の街

和歌山県海南市黒江の周囲は美しい入江で、多数の岩が波に見え隠れしていました。 その黒く大きな岩が黒い牛のように見えた為、当時はこの周囲は黒牛潟と呼ばれていました。 その後、長い年月とともに海は干上がり「黒牛」を名の由来とする現在の「黒江」の...
奈良県

宇陀松山のまちなみ散策

旧宇陀郡松山町。宇陀松山とも呼ばれる。 江戸時代、宇陀松山藩の陣屋町として栄え、現在もその風情を残しており、一部が国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。 宇陀松山城の西側の地区は古代は阿騎野と呼ばれた宮廷の狩猟場であった。 現...
奈良県

元伊勢とも伝わる、古社 阿紀神社

宇陀の神武東遷ゆかりの地、元伊勢「阿貴宮」の唯一の比定地 神宮元宮。 崇神天皇60年2月15日、ヤマトヒメはアマテラスを奉じて当地に参り、「宇多秋志野宮」を営んで4年間奉斎した。 当社は元伊勢「宇多秋宮(阿貴宮)」の唯一の比定地。 神社から...
奈良県

万葉集と古代史の謎を訪ねて 阿騎野

現在県宇陀郡大宇陀町を中心としたこの一帯は、飛鳥時代には菟田の「阿騎野」と呼ばれ、大和朝廷の御狩場の一つがこの地におかれていた。 初夏を迎える5月になると、皇族たちや朝廷の高級官吏たちがこの地で薬猟(くすりがり)を楽しんだ。 中山正實画伯の...
和歌山県

有間皇子悲劇の地 藤代坂を訪ねる

熊野古道の一丁目地蔵丁石地蔵と云って、1丁ごとにあります。 悲劇の皇子、有間皇子遺跡にさしかかる直前にある。 そこには悲劇の皇子、有間皇子の墓碑と、皇子が詠んだ歌碑が建つ。 家にあらば 笱けに盛る飯いいを 草枕 旅にしあれば 椎の葉に盛る ...
和歌山県

万葉集と古代史の謎 和歌浦逍遥

神亀元年(724年)2月に即位した23歳の聖武天皇は、同年10月に和歌の浦に行幸、雑賀野に離宮を営んだ。 神亀元年(724年)2月に即位した23歳の聖武天皇は、同年10月に和歌の浦に行幸してその景観に感動、この地の風致を守るため守戸を置き、...
和歌山県

妹山背山万葉の里

古代の万葉人は大和から紀伊の国を目指して真土山を過ぎ、背山を越えて、南海道の草枕の旅をひたすら歩きました。 都は山に囲まれているため、人々は海の景色に憧れて、潮風の海岸線をたどりながら、白浜温泉へ向かいました。 優しく寄り添うように美しい姿...