滋賀県

春の花

八幡堀雨中散策

近江八幡市は、豊臣秀次が築いた城下町を基礎として、近世は商業都市として発展した。 いわゆる近江商人の発祥の地。 今日は雨、赤いポストの似合う通り、雨もお似合い。 近世の風情がよく残る新町通り、八幡山もガスに煙る。 この辺りからは八幡城跡もよ...
歴史を訪ねる旅

鶏足寺

鶏足寺への小径、途中の沼沢地。 亀山の茶畑 己高庵より鶏足寺(旧飯福寺)への道。 ここには北国には珍しくお茶畑が広がるが、平安時代からの伝統があるという 鶏足寺は、山岳信仰の霊地であった己高山(こだかみやま、923m)の山中に所在した。 寺...
歴史を訪ねる旅

石道寺界隈

石道寺(しゃくどうじ)は、滋賀県長浜市にある真言宗豊山派の寺院。 山号は己高山。 作家井上靖が、小説「星と祭」の中で当寺の観音像の姿を村の若い娘に例えたことで知られる。 主人公である会社社長、架山が、前妻との間にできた17歳の娘を琵琶湖で亡...
歴史を訪ねる旅

眼の地蔵菩薩 木之本地蔵院

伝承によれば、天武天皇の時代(7世紀後半)、難波浦(大阪府)に金光を放つ地蔵菩薩像が漂着し、これを祀った金光寺を難波の地に建てたのが始まりという。 その後、現在の木之本に移転する経緯については2つの異なる伝承がある。 一つの伝承は奈良・薬師...
歴史を訪ねる旅

花に包まれて

桜の時期に石山寺を訪れた、伝承では、寛弘元年(1004年)、紫式部が当寺に参篭した際、八月十五夜の名月の晩に、「須磨」「明石」の巻の発想を得たとされる。 袿(うちき)姿で物語の構想を練る紫式部。 後ろにちょこんと顔を出しているのは、娘の賢子...
日本の町並み

琵琶湖の自然の美しさを表現する創作ひな人形「清湖雛(せいこびな)」を五個荘近江商人屋敷中江準五郎邸(東近江市五個荘金堂町)で見た。 ひなまつりは各地で行われているが、どうもありきたりの感が否めない、しかしここで見たひなは目を奪われるものがあ...
歴史を訪ねる旅

修験の道

修験道は、飛鳥時代に役小角(役行者)が創始したとされるが、役小角は伝説的な人物なので開祖に関する史実は不詳。 明治元年(1868年)の神仏分離令に続き、明治5年、修験禁止令が出され、修験道は禁止された。 里山伏(末派修験)は強制的に還俗させ...
歴史を訪ねる旅

ウサギの神社 三尾神社

ウサギの神社としてウサギ好きの間ではちょっと知られた神社がある。 滋賀県大津市の三井寺の入り口に建つ三尾神社(みおじんじゃ)だ。 三尾神社の祭神はイザナギともいい、三尾明神ともいう。 途中で三井寺に取り込まれてしまった関係で、イザナギと三尾...

石山寺の桜

約八百年前の中興の祖 朗澄律師ゆかりの庭園。 朗澄律師は自 分の死後鬼の姿になって、石山寺の一切経と聖教を守護し、 人々の降魔招福を誓い入寂された。 大きな石に刻まれて いるのは「石山寺縁起絵巻」に描かれた朗澄律師のお姿。 開基(創立者)は...

三井寺の桜

琵琶湖疏水に架かる鹿関橋(かぜきばし)から疏水トンネルを望む。 大門(重文)-仁王門とも呼ばれる。 入母屋造の楼門(2階建ての門で、下層と上層の境には屋根の出を造らないもの)。 もと近江の常楽寺(滋賀県湖南市)にあった門を慶長6年(1601...
日本の町並み

てんびんの里ひな巡り 中江準五郎邸

戦前の朝鮮や満州に三中井百貨店を展開した、中江4兄弟の末弟・準五郎の邸宅では、当時の百貨店経営の資料に加えて、五個荘の郷土玩具である小幡人形や土人形が多数展示されていました。 ここの提案は綺麗に整備されていて、見ごたえがあります。 明治38...
日本の町並み

てんびんの里ひな巡り 外村宇兵衛邸

1813年(文化10年)外村与左衛門との共同事業から独立商いを始める。 努力の結果東京、横浜、京都、福井などに支店を持ち、商圏を広げ、明治時代には長者番付けに名を載せ、豪商となる。 滋賀県の旧家では、おなじみの川戸は、家の中に水路を引き、台...