標高2008メートル 美ヶ原の果ての崖っぷち 王ヶ鼻

山本小屋では「朝の自然散策教室(朝飯前の散歩)」が行われる。

朝食前の朝の清々しい時間に、王ヶ鼻までマイクロバスで散策。
王ヶ鼻近くにバスを止め、徒歩で散策(約30分)します。

富士山・八ヶ岳をはじめ、美ケ原から見える北アルプスの名峰や、夏季は高山植物のお花畑がみられます。

運がよければ素晴らしい雲海も見ることができます。

江戸時代には、御嶽山が展望できることから、御嶽教の山岳信仰の山ともなった。
王ヶ鼻に並ぶ神像群はいずれも御嶽山の方角を向いており、御嶽教の信仰の対象である。

ここの岩石は板状節理をなす。

板状節理(ばんじょうせつり、英: platy joint)は、岩体が板状になった節理。
安山岩質の岩石によく見られ、マグマの冷却面と平行に発達する。

標高2008メートルの崖っぷちに立って、標高3000メートル級の山並みを見渡します。
真ん中が乗鞍岳、右側の冠雪している山が穂高岳と槍ヶ岳です。

小屋への帰り道では素晴らしい雲海も見れました。

この先の辺りが御岳山、美ヶ原の人々もボランティアで出向いていて6人の方が犠牲になられたと聞く。

三日目の朝も王ヶ鼻を訪れました。

昨日とは打って変わってよく晴れています。

しかし、霧が多く、松本平も霞んでいます。

先日の台風でカラマツの紅葉も草花もすべてなくなってしまっていますが、岩陰に辛うじて「エーデルワイス」が残っていました。

カラマツの陰から陽が登る。

天空には三日月。

僅かに残ったカラマツの紅葉。

王ヶ頭(2,034m)は長野県のほぼ中央に位置し、県内の広範囲を見渡す事ができる。
この事から、長野県の放送局(NHK、SBC、NBS、TSB、abn、FM長野)の送信所のほか、NTT、国土交通省、長野県防災行政無線、などの中継所、中部電力のマイクロ波反射板などが建てられており、放送・通信の要衝となっている。

この下の辺りが三城牧場。

向こうが御岳山、今年の捜索が打ち切られたと聞く、残念。

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山本小屋へのアクセス、行き方歩き方

長野県小県郡長和町和田美ヶ原高原5101
TEL 0268-86-2011

山本小屋へ送迎の確認をしよう。

お泊りは美ヶ原高原ホテル 山本小屋

周囲は牧場や花畑に囲まれ、富士山や八ヶ岳連峰、アルプス連峰を望む眺望の美しい環境。
壮大な景色の展望温泉も感動。
ペット同伴は予約時にご相談を。

天空の城 備中松山城の雲海

雲海を観ようと備中松山城を見下ろせる大松山の展望台へと向かう。
以前のの記事備中松山城 日本一高所にある山城
頼久寺 小堀遠州作庭の枯れ山水の庭
高梁の街並み 紺屋川周辺・武家屋敷通り散策も参照ください。

眼の前に広がる雲海。

しかし何か物足りない。

地元の人によると天守の向こうの反射板が見えてしまうと撮影をやめることが多いという。
たしかに反射板が見える頃には雲海の量も乏しく、天守閣の上にあってちょっと邪魔ということなのかもしれない。

しかし、今日は最初から反射板が見えている、これでは雲海とは言えないのだ。

仕方ないのでレンズを少し東へ向け、明け行く雲海を撮る。

7時過ぎ、東の山の端から日が差してきました。
地元の人に聞くと天守が赤く輝く、この一瞬が一番いいらしい。

天守も紅く染まっていきます。

雲の上から姿を覗かせる天守を眺め、備中松山城が日本三大山城の一つに数えられる理由を実感したかったのだが・・・・・・

朝日に照らされる天守、天守東面と北面、右側に二重櫓が確認できる。

後ほど松山城へ登り、ボランティアガイドのおばさんに「雲海観てきたよ」というと、「今日の天候では雲海は出ないだろ」
「いや、見えたよ」「見えたとしても条件の悪い時のもので地元ではそういの雲海とは言わないよ」

おばさん、見なくてもわかっているのだ。
しかし、せっかく喜んでいるんだからもう少しやさしく言ってよ。

松山城には与謝野寛(鉄幹)の歌碑が残されている。。
『松山の渓を埋むるあさ霧にわが立つ城の四方しろくなる』

昭和4年秋に与謝野鉄幹・晶子夫妻もここを訪れたそうで、雲海に感動し、詠んだものだろう。

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野迫川村の雲海

宿坊を早朝4時出発。
現地までは高野山の宿坊から40分前後だ。
出発時には雨が降っており、雲海の発生する状況ではなかったが、明け方は晴れるという予報だけを頼りに強引に出発した。

やはり撮影は現地に出向かなければ始まりません。
悲観的な予想を覆し、雲海の発生です。

霧はどんどん発生し、画面の右から左にかなりのスピードで流れています。

したかって雲海の表情は構図を決めているうちにどんどん変化してしまいます。

水墨画のような表情もいいね。

しかし、山の稜線に分厚い雲が重なり合って日の出は望めそうにありません。
雲海は発生したものの焼ける様子はありません。
ま、雲海が見れただけでも了としよう。

野迫川の日の出ポイントは季節に応じて幾つかあります。
撮影ポイントは道路沿いが多いため歩く必要もなく、すぐそばには複数台の駐車スペースがあるところが多い。

暗い中で現地に到着しても場所が分からない、野迫川村役場で雲海景勝地の記された地図をもらってあらかじめ場所を確認して置くことをすすめる。

結局現地で4時間近く粘ってしまいました。
既に日は高く上がってしまい、日の出、朝焼けはダメでした。

先ほどまでの雨で木々は濡れており、水滴が朝日に輝いてきれいです。

これから天徳院へ帰り、朝食をいただいた後いよいよ高野山内の紅葉散策です。

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