長屋という言葉で一般にイメージされるのは、下町の狭い路地に面して建てられた木造の住宅であろう。
それは住吉大社と細井川の間にある。
建物の中央に屋根がありません。
雨の日、台所やトイレに行くときに、家の中にもかかわらず、傘が必要となる構造。
広さは間口3.45m、奥行き14.25m。
三軒長屋の真ん中部分に位置する、間口2間・奥行き8間。
中宮町の住宅(安藤忠雄氏が4歳の頃、疎開先から移り住んだ祖父母宅)と敷地の形状もほぼ同じだ。
住吉の長屋は、高く評価され、1979年に日本建築学会賞を受賞した。
コンクリートの打ち方に徹底的にこだわった滑らかに輝く質感と、開口部をできるだけ抑えた強く美しい壁の表現はこれ以降、ANDO建築の真骨頂となった。
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