真夏の咲くやこの花館 その1-熱帯植物

咲くやこの花館で食虫植物の展示をやっているというので出かけてみた。

鶴見緑地公園も夏真っ盛りで夏休みで訪れている小学生を除けば人出はまばら。

クリナム アメリカヌム。
ヒガンバナ科 アメリカ南部原産。
直径18cm程度の花を数輪つけよく目立ち美しく香りも良い。

白い花を咲かせている『アワプヒクアヒヴィ』。
一般にはシャンプージンジャーと呼ばれている。

花が咲いたあと、赤くなった果肉をギューっとスクィーズするとねばった液が出てくる。
これが昔から伝わるシャンプー&コンディショナー。

髪の毛が柔らかくしっとりとする天然素材。

パフィオペディラム・プリムリヌム、スマトラ北部の標高500-1,500mの地に自生。
形態はリーミアヌムに似て、紫色を含まない。

葉の基部から花茎を出し、その先に2-3cmの小花柄を出して第1花を咲かし、後順次枝茎を出しながら花を咲かせます。

ファレノプシス・ベリーナ、東南アジアのマレー半島からボルネオ島に分布しています。
雨林に生え、樹木や岩上に着生。

茎は短く、倒卵形の葉を2~5個つけます。
春から夏にかけて、花茎をのばして淡黄緑色と赤紫色の花を咲かせます。

ネペンテス ビカルカラタ、ボルネオ島のいたるところで見られ、ツツジ科の低木林のある低地の砂地やピートの湿地に生えています。

2本の角のような突起が特徴で、襟の上部から突出す縁歯のようです。

館内では食虫植物展が行われており、展示説明会には多くの小学生が詰めかけている。
虫が捕まっているのが見えています。

中国雲南省には「地湧金蓮」という一風変わった植物があります。
「地面から湧いてきた金色のハス」という意味です。

この名前は、当然中国名ですが、日本語の発音で読めば、「チユウキンレン」となります。

ところが、植物的にはハスとは全く無関係で、これはバショウ科の植物です。
雲南省ではまだたくさん自生しているようです。

パボニア・グイドヒリイ、ホオズキの実を小さくして逆向きにしたような花が咲きます。
鮮やかな赤色をした花弁のように見える部分は、正しくは副萼片で、10枚近くあり、花弁を包んでいます。

主にこの部分を観賞しますが、なかなか美しい。

涼しげな花です。
イクソラ・オドラタ、和名をニオイサンタンカといい、名前の通り強い芳香を発します。

咲き始めは白色ですが、時間が経つと写真のように黄色みを帯びます。

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咲くやこの花館へのアクセス、行き方歩き方

咲くやこの花館公式サイト

住所:〒538-0036 大阪府大阪市鶴見区緑地公園2−163
電話:06-6912-0055

地下鉄長堀鶴見緑地線「鶴見緑地駅」より徒歩約10分

車の場合:阪神高速 森小路ランプ出口より約10分、近畿自動車道 門真IC・大東鶴見ICより約10分、第二京阪門真ICより約10分