東西に長い長方形の一間づくりで、入口の土間に農具や薪が置かれる。
東壁にひとつ、南壁にふたつの窓がある。
中央に炉が切られており、その上の火棚に魚や獣の肉をのせてくん製にした。
主人の席は炉の北側の東寄りで、仕事をしながら南壁の窓ごしに、屋外のクマ檻を見張ることができる。
このような伝統的住居は、現在では野外博物館などでみられるだけである。
アイヌの伝統的な家屋の東壁に、神の出入りする窓がある。
そこからみえる屋外の位置にイナウ(けずりかけ)を立てならべた祭祀の場、ヌササンが設けられていた。
アイヌの祭壇(ヌササン)
木彫 ワシとクマとサケ
ゆりかご
魚皮製靴
鮭の皮で作った足首の上までの靴
藤戸竹喜(ふじと たけき/1934-)は、旭川を拠点に「熊彫り」を生業としていた父のもとで、12歳から木彫を始めた。
画像は父方の祖母で幼少時に藤戸を育ててくれた「藤戸タケ像」
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