メキシコの死者の日には、各家庭、墓、公共施設、協会、広場などあらゆる生活に密着した場所に祭壇を設け、カラフルな偽物の頭蓋骨を無造作にデコレーションする。
マリーゴールドの花には、「死者の世界から死者を祭壇まで呼んでくれる」という言い伝えがある。
このため、マリーゴールドの花は、死者の日の時期になると、メキシコの田舎で大量生産され、様々な市場で売られる。
「アレブリヘ」は、もともとメキシコ市の紙人形職人ペドロ・リナーレス氏(1906-1992)が考案したものだ。
幼い頃に夢でみた動物の姿を、大人になってから紙人形で表現し、「アレブリヘ」と名付けた。
メキシコの民間信仰では、動物に変身する能力をもった人や、人を守る動物霊をナワルとよぶ。
展示品はヤギに変身したナワルの木彫。
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