1999年5月7日に西宮浜に開館したこの施設は、世界各地の貝類、約2,000種、5,000点が展示されている貝類専門のユニークな博物館。
館内には重さ200kgを超えるオオシャコガイからゴマ粒ほどの小さな貝、生きたオウムガイなどが展示され、実際に貝を手にとってふれることも出来る。
展示標本の他に、菊池典男から寄贈された黒田徳米の貝類標本、約3800種4万点も収蔵している。
貝類館の建物は安藤忠雄の設計であり、風をいっぱいに受ける帆をイメージしたデザインとコンクリート打ち放しの外観が特徴的。
館内は海の中を思わせるようなブル-で統一されたユニ-クな貝類専門の博物館。
隣接している西宮浜公民館との間にある中庭には、海洋冒険家である堀江謙一から寄贈された実物の「マーメイド4世号」が展示されている。
「4世号」は全長10・6メートル、総重量4・7トンのアルミ製。
堀江謙一は1962年、小型ヨット「マーメイド号」による西宮 – サンフランシスコ間の太平洋単独横断航海に成功。
水20リットル、米40kg、缶詰200個を積んで出航した。
水は20リットルでは足りず、航海中に甲板に降った雨水を蓄えるなどした。
東側から望む。右のマストはマーメイド号のもの。
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