初秋の生駒聖天

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宝山寺は、奈良県生駒市門前町にある真言律宗大本山の寺院。
生駒聖天とも呼ばれる。

本尊は不動明王。鎮守神として歓喜天(聖天)を聖天堂(天堂)に祀っている。

振り返ると生駒の街並みが。

境内に足を踏み入れると頭上に般若窟がそびえる。

般若窟は、由緒書によれば「中生代、古瀬内火山に属する一火山の噴火口類」とされる自然の岩屋である。

この窟は、役行者が修行して大般若経を納めたと伝えられる聖跡で、また、若かりし頃の弘法大師が修行したという伝承も付帯していたことから、それを聞いた湛海律師が「ここで弘法大師と共に弥勒菩薩下生の時を待つ」と語り、寺を開いたと伝えられる。

聖天堂の前にあったお賽銭箱は、歓喜天さまに付きものの「巾着袋」型。

歓喜天像が手にする巾着袋は砂金を入れるものとされ、ご利益の象徴的なアイテムです。

また、描かれているクロスした大根もシンボルの一つ。

歓喜天の供物で、白い色に力があり、体内の毒や煩悩を消し去る効果があるとされています。

生駒山は伝承によれば斉明天皇元年(655年)に役行者が開いたとされる修験道場で、空海(弘法大師)も修行したと伝わる。

その当時は都史陀山 大聖無動寺(としださん だいしょうむどうじ)という名であったという。

江戸時代の延宝6年(1678年)に湛海律師が再興し、歓喜天を祀った。
この時が事実上の開山と思われる。

熱心な信者が黙々と奥の院目指す。

江戸時代には、宝山寺は商売の神として大阪商人の信仰を集めた。

京都の皇室や江戸の徳川将軍家、郡山藩主柳沢家からの祈願もあり、聖天信仰の霊場として名高い。

1918年には日本最初のケーブルカー、生駒鋼索鉄道(現、近鉄生駒鋼索線)が敷設されるほどだった。
現在でも年間300万人の参拝客を集めるとされる。

麓から続く参道の階段は奥の院までを含めると1000段余りあり西日本有数の規模を誇る。

この先には歴代山主の墓所があります。

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