帆船EXPO 大成丸入港

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大阪港開港150年を記念し、海や船に親しめるさまざまな企画が盛りだくさんの「帆船EXPO」が開催される。

26日10時30分からの入港パレードでは、「日本丸」「海王丸」「大成丸」「みらいへ」の4隻の帆船や汽船が、大関門を通過して順次入港し、消防艇による歓迎放水が実施されました。

9時54分、大関門に現れたのは中国の客船「蘇州号」、上海と大阪南港を週一回往復。

九州の旅ではよく見かける船だ。
雨の船出
今年の最終記事は九州からの船旅です。 新門司出航は雨の中、気分を入れ替えようとレ … 続きを読む →


歓迎放水をおこなう消防艇「ゆうなぎ」

放水砲を自在に操り、あらゆる角度へ色水放水を行う「孔雀放水」を実施します。

救助艇「ゆめしま1号」も参加です。

10時30分きっかりに「大成丸」が大関門に現れました。

「大関門(だいかんもん) :明治38年大阪港建設時に天保山の西南西約3kmの沖合に築かれた防波堤の切れ目で、大阪港への入港航路となっており、通称「大関門」として市民に知られる。

北側に白灯台、南側に赤灯台が設置されている。

大成丸
・総トン数:3990トン
・全長:91.28メートル
・全幅:15.5メートル
・最大搭載人員:176名
・所属:独立行政法人海技教育機構

消防艇「ゆうなぎ」による歓迎の放水。

空からヘリも歓迎。

大成丸は世界的にも数少ない蒸気タービン推進の練習船。
ディーゼル船に比べ速くて振動が少ないタービン船は、かつては客船向きとされていました。

しかし燃費が悪く、航空機や新方式の高速船が普及した現在は軍艦やLNG船に残るのみ。

大成丸という名前の練習船は過去に2隻ありました。
 
初代大成丸は1904年就航の帆船でした。
長さ84.14m、幅13.33m、総トン数2423.68tの4檣バーク型で、現在横浜で保存されている初代日本丸に近い規模の船だったようです。

終戦直後の1945年10月に神戸港で触雷して沈没。
 
2代目大成丸は、日本郵船の貨客船小樽丸(1948年就航)を改造した船でした。
船体を10m延長する大改造が行われ、1954年に練習船大成丸として就航。1981年に引退。
 
この船の丸窓が2つ、現在の大成丸の船内に保存されています。

3代目大成丸は1981年就航。
航海訓練所の練習船では最年長。

フォクスルデッキ(船首部分のデッキ)が一段高く、ドッキングブリッジ(後部デッキ上の左右に長い構造物)があり、後部マストも煙突から独立しているなど、他の練習船と比較するとやや古い様式の外観。
 
排気音はゴーッ‥‥と言う感じの連続音で、ディーゼル船と異なる。

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